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ニコンD750の購入経緯と使用感紹介。フルサイズ一眼レフ入門にオススメ!

ニコンのD750を購入してから1年が経ちました。

購入に当たって1か月以上悩んで、結果D750に落ち着きました。

1年使いましたが、今でもD750にして良かったと思っています。

本記事には僕がニコンのフルサイズカメラを購入するうえで検討した内容と、D750を一年使ってみての使用感をまとめました。

フルサイズ機への移行を検討中の、かつての僕と同じ悩みを持つニコンユーザーさんの参考になれば幸いです。

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購入経緯~DXサイズのセンサの限界・・・~

フルサイズ機への移行を本格的に検討したのは、ある出来事がきっかけでした。

DXサイズセンサのカメラであるニコンのD7000とNIKKOR16-85mmF3.5-5.6を持って、友人と星撮りに行ったときのことです。

その日は月が満月に近く、肉眼でも星が見えづらい夜でした。

星を撮影するには、星にピントを合わせないと星の輪郭を綺麗に撮影することができません。

実は星はカメラの無限遠よりもわずかに手前にピントが合う位置があるため、ライブビューで明るい星を探しながらフォーカスリングを微調し星にピントを合わせる作業が必要になります。

友人はD800+NIKKOR24-70mmF2.8の組み合わせで問題なくライブビューで星を確認できていました。

しかし、僕はというと全く星が見つけらない!一番明るい星でもダメ、ISO感度を上げてもダメ。やっと輝点を見つけたと思ったら、センサの白点という始末。

結局、ピントが合わないぼやっとした星が何となく撮れただけで、全然見れるレベル写真にはならず。。

 

DXのサイズのセンサだと画素サイズもどうしても小さくなってしまうため、センサの感度が低くなりがちです。

D7000は約5年前の機種なので、さすがにノイズの性能は最新の機種には劣ります。センサの感度が低く、ノイズが多い場合、被写体が暗いシチュエーションでは特に画質に影響を与えます。スマホのセンサで星の撮影なんて絶対に無理ですよね。

D800の友人が同じ環境でも星の撮影ができていたこともあり、この日を境にフルサイズへの移行の気持ちがどんどん強くなりました。

まあ、D7000でも日中の撮影には全く問題なく使えるので、今でも時々持ち出しては撮影しています。やっぱりDXはDXで軽くて使いやすいです。

 

フルサイズカメラの中でなぜD750を選んだか

 

当時、ニコンで購入可能なフルサイズ機種はD4、D810、Df、D750、D610の5機種。まず、入社4年目のぺーぺーのサラリーマンには、D4なんて全く手が届く代物じゃないので速攻で選択肢からなくなりました。

 

発売日、ボディ単体価格、画素数をまとめるとこんな感じ。

D810DfD750D610
発売日2014年7月2013年11月2014年9月2013年10月
価格(2016年5月時点)254,000円228,000円177,000円125,000円
画素数3635万画素1625万画素2432万画素2426万画素
常用ISO64~12800100~12800100~12800100~6400
重さ980g765g840g850g

 

まず大きく違うのは価格ですね。予算はレンズ込みで30万円以内で考えていました。

フルサイズのレンズもまだ全く持っていない状態なのに、D810だとボディだけで予算ギリギリです。

お金のことを考えると当然安いほうがいいので、D750、D610が予算面でリードしていました。

次は、描画性能。これは、いろいろな考え方があると思います。

画素数を多くして写真の鮮明さを大事にしたD810と、最高級機種D4と同じ16Mセンサを使用し色の深みや低感度側の描画を大事にしたDf、そして、その中間にいるD750、D610。なかなか順位をつけるのは難しいと思うのですが、客観的な評価をしている機関によると、大体がD810の描画性能が一番だと言っているようです。

参考:DxOmark.com  海外のカメラ評価サイト

(あまり本題とは関係ないですけど、ニコンがキヤノンを圧倒していて気持ちがいいですね。)

描画のことを言うと、いろんなサイトで作例を見ましたが、やっぱりD810、Dfの方は魅力的な写真が多かった気がします。

絵になってしまうと、カメラマンの腕とか、編集の差とかもあって、なかなかカメラそのものの描画性能は見えてこない気もしますが、直感的に綺麗だと思う写真が多かったということは、それだけカメラそのものが劇的な瞬間を納める能力を秘めているということなんでしょうね。

あとは、D810、Dfの発売日がD750より単純に早かったがために、作例が多かったというのもあるのかもしれないです。

参考にした作例サイト

photohito   カメラ別レンズ別の作例検索ができます。

GANREF   こちらもカメラ別レンズ別の作例検索ができます。

 

D750もDfもD810もどれも特徴があって魅力的で、考えれば考えるほど選べなくなってくるんですよねぇ。私もそうでした。

でもこうやって選んでいる期間も結構楽しかった覚えがあります。

 

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決め手は機動力とキットレンズ

 

悩みに悩んだフルサイズカメラ選び。では、一体何が決め手になったのか。

悩みの渦の中にいた私は、電気屋さんに何度も通いました。何度も持ちました。ダイヤルとか、レンズを構えた感じとか何度も確認しました。

で、思ったんです、D750が一番しっくりくる!!持ちやすい!!こいつなら何年も一緒に連れてまわれるって!

D810もDfもD610も当然試してみましたが、断然D750が手になじみました。D810は自分には重く感じたし、ダイヤルはD7000でなじみがあったのでD810よりもD750が好みでした。

Dfはホールド感が自分には合わず、ダイヤルも回すのに結構手間取りましたね。慣れれば気にならなくなるのかもしれませんが。

D750は従来機種に比べ、ボディーを大幅に薄型化しているそうで、その分グリップのホールド感が全然違います。しっかり握れるので、実重量よりもだいぶ軽く感じます。

 

実際持った感じの「ホールド感」が一番の決め手だったんですが、実はもう一つ決め手になったことがあります。

それは、D750のキットレンズです。

D750の24-120mmF4レンズキットのお値段 \234,000円@2016年5月

D750のボディお値段 \177,000円@2016年5月

差額 \234,000円 - \177,000円 = \57,000円

そんでもって、24-120mmF4のお値段 \107,000円@2016年5月

なんと、D750のレンズキットなら\50,000もお得に24-120mmF4のレンズが購入できるのです。

 

D610には24-120mmF4のキットレンズがなかったため、この時点で候補から外れました。D610のボディ+24-120mmF4を買うとD750とあまり値段が変わらなくなってしまいますからね。

 

D750を一年間使った感想

ニコンD750チルト液晶

引用:ニコンホームページ D750チルト液晶。意外と便利なんです。

 

D750を手に入れてからというもの、写真撮影が楽しくて仕方ないです。ボケが綺麗だし、ISO6400くらいにしてもノイズが全然目立たないし。適当に撮ってもそれっぽい写真が撮れてしまいます。作例はこのブログでもどんどん上げていく予定ですので、D750の描写感や撮影の楽しさを感じてもらえればと思います。

あと、購入時はそんなに重要視していなかったのに、かなり便利だったのがチルト液晶です。これはほんとにあると便利。

三脚にカメラを固定して星を取るときなど、カメラが上を向くため液晶が下になってしまうんですよね。これ、普通のカメラだと、かがんでカメラの下に潜り込みながら設定を調整しないといけないからめっちゃ大変だったんです。

チルト液晶ならカメラが上を向いていても難なく液晶を見ることが可能!チルト液晶あって良かったー。

犬とか撮るときもチルト液晶重宝してます。犬目線で犬の写真を撮るときとか、チルト液晶があると狙いやすいです。動物写真を撮る方には実はチルト液晶は必須なんじゃないでしょうか。

 

加えて、購入時はそこまで意識していませんでしたが、フルサイズ機の中では小型であることも今となってはとても良い点だったと思っています。

持ち歩く際に肩にかけずにリュックに入れるときなどに、D750のボディの小ささが結構活きてきます。

海外出張に行く際にももちろんD750を持って行ったのですが、パソコン、資料、レンズ、日用品などと一緒にD750をリュックに詰め込んだのですが、特に問題なく持ち運びできました。これがD810だと少し大変だった気がします。

がっつり写真撮影、という訳ではなく普段の街歩きに頻繁に連れていきたい、という場合はD810よりD750の方が合っている気がしますね。

 

最後に

以上が私がD750を選んだ理由です。また、D750をフルサイズ入門機としてオススメする理由です。

DXサイズからステップアップ検討中のカメラ中級者の皆さん、最新機種への買い替えを検討中のニコ爺の皆さん、そして、ニコンの神レンズ14-24mmF2.8を使用したいがタメにニコンへ鞍替えを検討中のキヤノンユーザーの皆さん!ニコンD750は最高です!

是非、電気屋さんでお手に取ってみてください!

 

一年間経って、カメラの世界にどっぷり浸かってしまいました。

これからもD750と一緒に沢山お出かけして、思い出を綺麗な写真として残していきたいと思います。

 

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