ニコンD750に買い替えてからというもの、写真撮影の機会が増えたり、1回の撮影枚数が増えたりして、いよいよ32GBのSDカードでは容量が足りなくなってきました。
良いSDカードがないか探していたとき、AMAZONで格安の並行輸入品のSDカードを見つけたので、とりあえず1つポチって性能を確認してみることにしました。
カメラ用SDカードの基礎知識
SDカードの性能評価結果に移る前に、まずはカメラに必要な性能を確認していきましょう。
カメラ用のSDカードは何を選んでも良いという訳ではありません。データ転送速度が遅いSDカードを選んでしまうと、高速連写撮影時にSDカードへのデータ転送が追い付かず、連写スピードが落ちてしまいます。
また、データをカメラからパソコンに移す際にも、転送速度の遅いSDカードだと転送時間に差が出てきます。僕は微速度撮影の為に一度に300枚近くRAWデータを撮影することもあるので、カメラからパソコンへのデータ転送時間は結構気になります。
下記表に、SDHC・SDXCカードのクラスと転送速度をまとめました。カメラ用途の場合、Class10以上であれば問題ないことが多いようです。不安な方は、カメラメーカーのホームページで購入されたカメラの仕様欄の推奨SDカードの項目を確認してみてください。
規格 | 最低保証速度 | 規格最大速度 |
---|---|---|
Class2 | 2MB/秒 | - |
Class4 | 4MB/秒 | - |
Class6 | 6MB/秒 | - |
Class10 | 10MB/秒 | - |
UHSⅠ | 10MB/秒 | 104MB/秒 |
UHSⅡ | 10MB/秒 | 312MB/秒 |
並行輸入SDカードが届いた
AMAZONさんさすがです。ポチってから2日で届きました。
並行輸入SDカードのパッケージ表面です。
案の定、漢字が沢山書かれています。パッケージは怪しさ満点ですが、TOSHIBA製ということを信じることにしましょう。色々あったけど、なんだかんだ世界の東芝です。
裏面には容量と最大読取速度が書いてありました。パッケージの段階では64GB、Class10を満たしていそうです。
- 実際の容量:57.6GB
- 最大読取速度:48MB/秒
PCからカメラへの転送速度を確認!
では、性能確認結果を紹介していきます。
まずは容量。
パッケージに記載のあった通り、容量は57.6GBでした。とりあえず安心です。
次は転送速度。比較として、並行輸入品でないClass10のSDカードと比較してみました。
NIKON750で撮影したJPEG100枚(1.5GB相当)をPCからカメラに移動させ、速度を計測しています。
まずは、並行輸入品でないClass10のSDカードから。
平均速度は24MB/sです。
次に、今回購入した並行輸入SDカード。
並行輸入SDカードの方が、転送速度は倍近く遅いようです。しかし、最低速度は10MB/s以上なので、Class10の性能は満足していますね。
カメラに入れて、連写速度を確認!
Class10であればカメラの性能を律速しないとのことなので、実際にカメラに入れて連写速度を測定してみました。
高速連写モードにして、10枚連写にかかる時間を測定しています。
- 並行輸入でないSDカード:1.28秒
- 並行輸入SDカード:1.29秒
全く同じと言って良い測定結果でした。
これ以上の連写枚数になった場合は検証していないので分かりませんが、10枚程度の連写であれば、カメラの性能を律速する心配はなさそうです。
まとめ
東芝製の並行輸入SDカードはまぎれもなく、64GBのClass10のSDカードでした。
カメラにいれても問題なく動作していますが、撮影後のプレビュー表示までの時間が若干遅い気がします。
また、カメラからPCへの転送速度は若干遅めですので、カメラから大量のデータを移す時間が待てない方にはオススメはできません。プロ志向の方には向かない可能性がありますね。ゆっくり写真を撮る、お金に制約のあるライトユーザー向けだと思います。
私はというと、追加でもう1つ購入し、D750のダブルスロットにいれて使用しています。撮影可能枚数が倍増したので、安心してシャッターをきりまくっています。
これだけ容量が大きいと、微速度撮影も安心しておこなえます。
皆さんも是非購入を検討してみてください。(あくまで自己責任でお願いしますね)
最後まで読んでいただきありがとうございました。