HISの「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーを利用して、スイスに新婚旅行に行ってきました。
このツアーは、アルプスの4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの行程を追うように、日にち毎に記事を分けて更新しています。
HISツアー6日目の予定はこちら。
ツアー6日目の予定
- スフィンクス展望台から名峰ユングフラウ鑑賞
- アイガー・ウィークハイキング
- グリンデルワルト自由散策
本記事では、アイガーハイキングについて紹介していきます。
アイガーの概要
アイガーの標高は3,970m。
メンヒ、ユングフラウとならび、ユングフラウ三山の1つです。
アイガーの北壁は1,800mの岩壁となっており、マッターホルン北壁、グランドジョラス北壁と並び三大北壁と呼ばれ、登頂困難なルートとして有名です。
また、観光地として人気のあるグリンデルワルトは、アイガーの麓にある街です。
グリンデルワルトからは、アイガーの北壁を間近に見ることができます。
アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまでのアイガーハイキング
ここからは撮影した写真を交えながら、ハイキングの様子を紹介していきます。
アイガーのハイキングコースである「アイガーグレッチャー駅」〜「クライネシャイデック駅」の区間は、ユングフラウ地方の中でも王道と言われるハイキングコースです。
標高2,320mのアイガーグレッチャー駅から標高2,061mのクライネシャイデック駅まで、標高差260m、全長約2.5kmの道のりを歩きます。
所要時間は、写真を撮ったり高山植物を鑑賞したりゆっくり歩いてだいたい1時間半~2時間程度です。
こちらがハイキングの出発駅「アイガーグレッチャー駅」
僕がハイキングした日は天気が悪く濃い霧が出ており、景色が遠くまで見えませんでした。
アイガーグレッチャー駅の横道から、ハイキングコースに降りていきます。
写真を撮り忘れたのでネットから借りてきました。晴れた日の写真です。
晴れた日であれば、こんなに綺麗な景色が見えるんですね。
ハイキングコースには、沢山の高山植物が咲いていました。
高山植物のベストシーズンは7月。
僕がスイスに行ったのも7月だったので、高山植物が1番綺麗に咲いている時期でした。
岩の隙間からも、こんなに綺麗な花が鮮やかに咲いていました。
濃い霧でしたが、かえって幻想的な高山植物の写真が撮れたかも。
それにしてもすごい霧です。
遠くの山はまったく見えません。
晴れていれば、ユングフラウ三山もこんな風に見えるみたいです。
また、アイガー氷河もこんなに大きく見えるそうですよ。
現地でこの景色が間近に見えたら、すごい感動だったんだろうなぁ。悔しいです。
ハイキングの道中は、ユングフラウ鉄道の線路を横目に見ながら歩いて行くことになります。
途中線路を横切ることもあるのですが、その際当たり前のように線路を歩いて横断しました。
記念の意味も込めて、線路の写真を撮影してみました。
ちなみに、この線路は真ん中に歯車のレールのある「ラック式鉄道」です。
傾斜が厳しい場所に鉄道を走らせるための工夫で、レールの上を車輪が空転するのを防ぐことができます。
時々、ユングフラウ鉄道の車両も通ります。
真っ赤な車体が、緑に映えます。
ハイキングの途中で、何回か遠くの山から雪崩の音も聞こえました。
ゴゴゴゴゴと響くような音で、かなり遠くで聞こえているのですが結構怖かったです。
緑の高原と、青い池と、赤いユングフラウ鉄道の車両。ユングフラウ鉄道の車両は、スイスの自然によく映えます。
ツアーだったため皆のペースに合わせて歩かないと行けないので、じっくり写真撮影はできませんでした。
構図を選んで、ユングフラウ鉄道を待ち構えて写真を撮りたかったです。
道標も途中ちらほらあります。スイスの道標は鮮やかで可愛い。
写真撮り忘れてしまったのですが、ハイキングの途中に小屋が出てきます。
ネットから借りてきましたが、こんな小屋です。
この小屋には「ミッテルレギ小屋」という名前が付いており、建設には1人の日本人が関わっています。
ミッテルレギ小屋は、アイガーの北東山稜からの初登頂に成功した、「槇 有恒(まき ゆうこう)さん」の寄付金を元に建設されたそうです。
スイスの人は、親日家が多いです。
このミッテルレギ小屋の槇 有恒さん以外にも、名峰の初登頂や山小屋建設に日本が関わることがあり、良い印象を持ってくれているとのことでした。
ミッテルレギ小屋を通り過ぎた後も、ずっと絶景が続きます。
霧が少し晴れ、奥の山が見えました。
霧が晴れて、高山植物もより鮮やかに見えてきました。
白色、ピンク色、黄色、紫色と、様々な色の花が集まって咲いていました。
遠くに、ハイキングのゴールになっているクライネシャイデック駅が見えてきました。
グリンデルワルトからの登山鉄道と、スフィンクス展望台に向かうユングフラウ鉄道の乗り換え駅なので、沢山の電車が止まっています。
駅のすぐ近くで牛が放牧されていました。
この牛は、あたり一帯の草木を食べ終わるとどんどん高所に移動していくそうで、ハイキングのシーズンオフになるとこの牛によって高山植物が食べ尽くされてしまうそうです。
霧の隙間からアルプスの岩山がチラリと見えました。
ハイキング中に、如何にもスイスアルプスらしい、険しい山の雄大な景色が見れて良かったです。
アイガーグレッチャー駅からスタートして約1時間半ほどで、ゴールのクライネシャイデック駅に到着しました。
あいにくの天気ではありましたが、高山植物に癒されて気持ちの良く歩くことが出来ました。
1時間半とあっという間でしたが、本当にスイスを旅行先に選んで良かったと思えたハイキングでした。
まとめ
アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまでのアイガーハイキングについて紹介していきました。
美しい高山植物を間近に見て癒されたり、アルプスの壮大な景色に感動したりと、スイスの魅力を肌で体験できるハイキングでした。
スフィンクス展望台の帰りに立ち寄れるハイキングコースですので、スフィンクス展望台見学と組み合わせて予定を組むことをオススメします。
次の記事はこちら
日本人にも人気の観光地グリンデルワルトについて紹介します。
「HISスイスツアーのまとめ」はこちら