離島で大物を釣りたい!!ということで、7月中旬に式根島に釣りにいってきました!
昼は青物や真鯛狙いのカゴ釣り、夜はアカイカ釣りをしました。
式根島の釣りポイントや仕掛け、釣りに挑戦してみたいという初心者の方向けに式根島のレンタル釣具店の情報などもまとめています。
式根島の釣りスポット、釣れる魚
式根島と新島との間に流れの速い海流があるため潮通しが良く、式根島には小魚の群れや大型魚が多く集まります。
ムロアジの群れが湾内に入ってくる8月~10月のシーズン中であれば、防波堤から泳がせ釣りでカンパチを釣ることも可能とのこと。
式根島では都内では味わえない、夢のある防波堤釣りが楽しめるのです。
式根島には地磯が沢山あります。磯釣りを楽しむ方にはうってつけ。
釣りができる防波堤は南北に2か所あります。「野伏港」、「式根島港」どちらの防波堤も大きな防波堤なので、ゆったり釣りが楽しめます。
今回の式根島釣行では、昼の青物・真鯛狙いの釣りは「野伏港」で、夜のアカイカ狙いの釣りは「式根島港」で行いました。
釣り餌や仕掛けは宮房商店で取り扱っています。
2つの防波堤や宮房商店を徒歩や自転車で移動するのは厳しいので、レンタカーをオススメします。
式根島・野伏港での昼の青物・真鯛狙いのカゴ釣り
野伏港
昼は野伏港で青物と真鯛を狙ったカゴ釣りをしました。
昼間の野伏港の様子です。野伏港は船が発着する港です。港は大きいのに釣り人は全然いないので、ひろびろ釣りができます。
ひろびろ釣りをするなんて、東京じゃあり得ないですよね。式根島も住所の上では東京ですが(笑)
釣りをしながら自然の雄大な景色を楽しむことができます。
海の透明度はとても高いです!タカベの群れが泳いでいるのが見れました。
カゴ釣り仕掛け
カゴ釣りの仕掛けです。初めてカゴ釣りに挑戦する方向けに、仕掛けを全て紹介します。
■竿
MASTER磯 5-450
既に製品が無くなっていたので、磯竿のリンクを貼っておきます。
■リール&道糸
DAIWA REVROS MX4000
ダイワ4000番台にナイロンライン 5号を200m巻いて使用しています。
大型の青物がかかった場合に5号だと足りない気もしますが、ドラグを緩めてやりとりを行うことでカバーする作戦で5号を選んでいます。
■ウキ止め糸
ウキ止め糸を道糸に結ぶことで、ウキの可動範囲を調整します。つまり、この糸を結ぶ位置が、狙う棚の深さになります。
■シモリ玉
シモリ玉がウキ止め糸で引っかかるため、ウキがウキ止め糸を通り過ぎることを防ぐことができます。ウキ止め糸とセットで使用します。
■スルルセラミック&ウキ
ウキがスムーズに動けるようにスルルセラミックを使用します。このスナップにウキを取り付けます。
■からまん棒
からまん棒は、ウキがテンビンやハリスに引っかからないようにする役割があります。
■スナップ付きサルカン
釣りをしたことがある方にはおなじみのスナップ付きサルカン。仕掛けのヨレを防ぐことができます。また、仕掛けの切り替えもスムーズにできます。
■テンビン
道糸、カゴ、ハリスをつなぐのがテンビンです。ハリスがカゴなどに絡まるのを防ぎます。
■カゴ
大き目のオキアミを使用したため、ステンカゴを使用しています。
■重り
カゴの下に付けます。ウキの浮力と竿の耐久力を考えて重りの重さを選ぶようにしましょう。
餌をパンパンに詰めたカゴは結構重くなるので注意が必要です。
■クッションゴム
テンビンとハリスの間に付けます。仕掛けに急なテンションがかかるのを緩和し、バレを防ぎます。
■ハリス
ささめ針(SASAME) D-567 大物カゴ釣り真鯛イサキ 9-3
釣果やいかに・・・
昼の野伏港では大体4時間程度釣りを行いました。結果から言いましょう・・・全然釣れませんでした(笑)
島に来たからには大物釣りたい!ということで、大きめの針を付けていたので、こうなることも覚悟していたのですが、まさか何も釣れないとは・・。
青物のシーズンは8月~10月なので、カンパチやソーダガツオ、真鯛を狙うにはまだ季節が早かったようです。
魚は釣れませんでしたが、珍しいものが見れました!
見えるでしょうか?イルカです!!写真を拡大して海の中央を見るとヒレが確認できると思います。
イルカを見つけてから急いでカメラを取りに行ったのですが、自分が持ってるレンズではこの距離が限界でした。
式根島にイルカがいることは珍しいらしく、今年は久しぶりに30頭前後のイルカの群れが式根島周辺に子育てに来ているらしいです。
面白いことに、かなり遠くにも関わらずイルカが姿を現した途端、防波堤周辺にいた小魚があっという間にいなくなりました。
イルカが現れると釣りや漁にならないので、困っている現地の方も多いとのことでした。
昼の釣りはダメダメだったので、夜のアカイカ釣りに俄然やる気が入ります。
式根島・式根島港での夜のアカイカ釣り
アカイカとは
式根島でアカイカと呼ばれているイカは、剣先イカのことです。本州だと中部以南の沿岸に生息しています。
癖のない上品な味をしていて、価格は1杯1,000円はくだりません。
アカイカ釣り仕掛け
ウキ止め糸やシモリ玉はカゴ釣り仕掛けのものを流用できるので、アカイカ釣りに新たに必要な釣り具を紹介します。
■電気ウキ
夜釣りとなるため、視認性のよい電気ウキを使用します。
■エサ巻きエギ
エギにキビナゴやサンマの切り身を巻き付けて使用します。生餌の匂いでイカを刺激します。
カラーはエビの色に似ているピンクが定番と言われているので、ピンクカラーは1つ持っておくとよいです。
エサ巻きエギを利用したイカ釣りは、エギングのように投げて巻いてを繰り返し続ける必要がなく、座ったままゆっくり釣りができる点も魅力です。
■ヘッドライト
釣り具ではありませんが、夜の釣りのためヘッドライトは必須です。
安全に釣りができるのはもちろんですが、仕掛けを作る時、海の様子を確認する際などにも必要になります。
アカイカ釣りの釣果やいかに・・・
アカイカは野伏港より式根島港の方が釣れるよ!と現地の方に教えていただいたので、夜のアカイカ釣りは式根島港で狙うことにしました。
シーズン中であればベテランは1晩で30匹以上のアカイカを式根島港で釣り上げるそうです。
その話を裏付けるが如く、式根島港の防波堤には無数の墨がありました。イカが沢山釣れている証拠です。
夜の21時からイカ釣りを開始しました。防波堤にいた地元の釣り人いわく、一番釣れる時間帯は終わってしまったとのこと。
釣果を稼ぐのであれば、夕暮れから21時くらいの間が勝負のようです。
潮の流れが速いので10分おきくらいに仕掛け回収して再投入を繰り返します。
ちょくちょくエサのキビナゴはかじられているのですが、なかなかうまく仕掛けにイカが乗りません。
この作業を繰り返すこと2時間・・・深夜23時をまわった頃、電気ウキにわずかな反応が!
急いでアワせたところ、乗った!!!
エギには返しが付いていないので、ばらさないように巻き続けます。めちゃくちゃ緊張・・
防波堤の際まで寄せて、いっきに引き抜きます。
やっと念願の1匹目を釣り上げることができました。
シュッとしたフォルムに、透き通るような身でとても綺麗です。イカの女王と呼ばれている理由が分かる美しさ!
釣ったイカは、目と目の間にある急所を包丁で突いて締め、即クーラーボックスへ。
実は、このアカイカは僕の釣り人生で初めてのイカ!いままで何度かイカ釣りにチャレンジしましたが釣れませんでした。
そのため感動はひとしおでした。念願のイカジェットも体験することができました。やったー!
その後、追加で1匹釣り上げて僕の釣果は計2匹でした。終了は深夜3時だったので、6時間釣りをしていたことになります。
僕含め3人で釣りをしていましたが、3人の合計で5匹のアカイカを釣ることができました。
これから式根島港でアカイカ釣りに臨まれる方のヒントになるかもしれない情報を載せておくと、
式根島港には防波堤全体にイカ墨の跡があったので防波堤のあらゆる場所でイカが釣れると思いますが、僕らの釣果では防波堤の海に向かって右側、赤い灯台がある方向で多くあがりました。このエリアは海藻が多い為、アカイカが寄ってきていると思われます。
アカイカが釣れた仕掛けの海面からの深さは3メートル程度でかなり浅めでした。釣れたエギのカラーは定番のピンクカラーでした。
式根島港の夜アカイカ釣りで2匹のアカイカを釣ることができました!
人生初のイカGetで大感動でした!ありがとう式根島!!
初心者の方向け!式根島のレンタル釣り具
釣り具はもっていないけど、式根島で釣りをしてみたいという方向けにレンタル釣り具の情報を紹介します。
釣り具は宮房商店さんで借りることができます。
■貸し竿(レンタルバケツ付き)
レンタル可能時間は 8:00 ~ 18:00 で夜間の貸し出しは不可とのことです。
- 竹竿(仕掛け付き): \900円(餌は別料金)
- リール竿 : \1,500円 (仕掛け、餌は別料金)
まとめ
式根島港で念願のアカイカを釣り上げることができました!
釣ったアカイカは焼いて醤油につけて食べましたが、雑味が一切なく、とっても美味でした!さすが高級食材アカイカ!
今度はアカイカのシーズンの5月ごろに釣りに行ってみたいです!
式根島の観光スポット、渡航方法、宿泊地、温泉などは下記記事にまとめているので、併せてご覧ください。
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