HISの「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーを利用して、スイスに新婚旅行に行ってきました。
このツアーは、アルプスの4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの行程を追うように、日にち毎に記事を分けて更新しています。
HISツアー6日目の予定はこちら。
ツアー6日目の予定
- スフィンクス展望台から名峰ユングフラウ鑑賞
- アイガー・ウィークハイキング
- グリンデルワルト自由散策
本記事では、スフィンクス展望台からのユングフラウ鑑賞について紹介していきます。
ユングフラウの概要
ユングフラウの標高は4,158mで、アルプス山脈のユングフラウ山地の中で最高峰の山です。
ユングフラウは同じ山地の他の2つの高峰であるアイガー・メンヒとともに、オーバーラント三山と呼ばれています。
ドイツ語で、アイガーは男、メンヒは修道士、ユングフラウは乙女を意味します。
男(アイガー)がユングフラウ(乙女)にちょっかいを出さないように、修道士(メンヒ)が間に入って見張っていると言われているそうです。
また、ユングフラウ鉄道のユングフラウヨッホ駅は標高3,454mの位置にあり、この駅はヨーロッパで最も高所にある鉄道駅となっています。
スフィンクス展望台の概要
スフィンクス展望台は標高3,573mの高さにあります。
メンヒを間近に望むことができ、ユングフラウやアレッチ氷河の絶景も楽しむことができます。
また、展望台からの絶景を楽しめるだけではなく、アレッチ氷河を掘って作った氷の宮殿と呼ばれる「アイスパレス」や、1年中雪が楽しめるスノーパラダイス「プラトー」なども、人気の観光スポットとなっています。
スフィンクス展望台からの名峰ユングフラウ鑑賞
ここからは、実際に撮影した写真を交えながら、スフィンクス展望台について紹介していきます。
グリンデルワルト〜クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホ(スフィンクス展望台への行き方)
初めにグリンデルワルトから、スフィンクス展望台への行き方を説明します。
画像は分かりやすく解説されていた「snow reports」さんから借りてきました。
グリンデルワルトから、ユングフラウの最寄駅であるユングフラウヨッホ駅までは直通の電車はありません。
途中にあるクライネシャイデック駅で乗り換えが必要になります。
簡単に説明するとこんな感じです。
スフィンクス展望台への行き方
グリンデルワルト駅→(登山鉄道)→クライネシャイデック駅→(ユングフラウ鉄道)→ユングフラウヨッホ駅→(地中エレベーター)→スフィンクス展望台
初めに、グリンデルワルトから登山鉄道でクライネシャイデックに向かいます。
こちらはグリンデルワルトの駅舎。
やっぱり、ゼラニウムの真っ赤な花がベランダに飾ってありました。
この花があるだけで、とても華やかに見えます。
駅舎で電車が来るの待ちます。
こちらはホームの様子。
ホームで電車を待っているだけで気持ちが良いです。空気が美味しい!
黄色と青の可愛い色使いの電車が来ました。
登山鉄道はのどかな高原を進んでいきます。
線路の近くで牛が放牧されていました。
登山電車の車内では、添乗員さんが登山電車から見える景色について色々説明してくれました。
また、"運が良ければマーモットを見ることができる" と教えてくれました。
マーモットはこんな動物です。
マーモットとは
- 齧歯目リス科マーモット属に分類される動物
- アルプス山脈、ロッキー山脈、ヒマラヤ山脈などの山岳地帯に生息
- マーモットは社会性が高い動物で、危険が迫るとホイッスルのような声で互いに知らせ合う。
マーモットの声だけはシルヴァプラーナへ移動中の休憩時間やグリンデルワルトのホテルから聞く事が出来ていましたが、マーモットの姿そのものは、スイス滞在6日目になっても見ることはできていませんでした。
そして、とうとうその時が。
クライネシャイデック行きの登山鉄道の車内からぼーっと外を眺めていると、むくむくの姿をした大きなネズミのようなものが動いたように見えたのです。
慌ててカメラを構え、そのむくむくした物体を撮影すると・・・
やりました!!
動いている電車から撮影したのと慌ててたので若干画像がボケてはいますが、目標だったマーモットの写真撮影に成功しました!
電車を見ていたのでしょうか?ちゃんとカメラの方を向いてくれています。
可愛いマーモットの姿に、ほっこり癒されました。
マーモットの姿に癒されながら美しい高原の景色を眺めているうちに、乗り換えのクライネシャイデック駅に到着しました。
クライネシャイデック駅の標高は2,061mあります。
日本の駅のように改札がある訳ではないので、線路をまたいで登山電車からユングフラウ鉄道の電車に車両を乗り換えます。
不正乗車できてそうなくらい緩い仕組みですが、ユングフラウ鉄道の車両の中で車掌さんのチケットチェックがあります。
ユングフラウ鉄道は、始発のクライネシャイデック駅を出発すると、アイガー、メンヒの山中をトンネルで通過し、終点のユングフラウヨッホ駅に向かいます。
始発から終点までの所要時間は、約50分。
ほとんどがトンネル区間であるため、アルプスの綺麗な景色が見れるわけではありません。
なので、写真は全く撮らず同じツアーのおば様方とお話ししながら過ごしました。
先ほど撮影できたマーモットの写真を自慢しているうちに、終点のユングフラウヨッホ駅に到着です。
ユングフラウヨッホ駅は、ユングフラウの山中にある駅です。
ここから、地中エレベーターに乗ってスフィンクス展望台に向かいます。
いざスフィンクス展望台へ
スフィンクス展望台について分かりやすく説明されていた画像があったので借りてきました。
標高3,571mのスフィンクス展望台へは、地中エレベーターを使って100m登ることになります。
よくこんな高所にエレベーター作りましたよね。ほんと感心します。
洞窟のようなトンネルを歩きながら、スフィンクス展望台に向かいます。
スフィンクス展望台に到着してデッキに出てみたものの、霧が濃くて景色が全く見えません。
遠くの景色が全然見えないので、近くに来てくれたキバシガラスを撮影してみました。
日本にいるカラスより小さく、クチバシと足の色が鮮やかです。
ふつうに可愛いと思えるカラスでした。
ちなみに、晴れた日のスフィンクス展望台からはこんな景色が見えるそうです。
山がすごく近くに見えるようです。
ヨーロッパ最長のアレッチ氷河もこんなに綺麗に見えるらしい。
天候ばかりは仕方ないですが、この壮大な景色を自分の目で見たかったです。
展望台のデッキは良い景色が期待できないので、展望台の中にある「アルパインセンセーション」に来てみました。
こちらでは、ユングフラウ鉄道の歴史が紹介されています。
ツアーで滞在時間が限られていることもあってあまりじっくりは見れませんでしたが、ユングフラウ鉄道開通に対するスイス人の情熱を知る事が出来ました。
アレッチ氷河に掘られた氷の宮殿「アイスパレス」にも行くことができました。
自分の中で、氷河は“何百年もの年月をかけて流れていくもの”というイメージだったので、氷河の中に入れるというのは驚きでした。
実際少しずつ形が変わるので、定期的にトンネルを掘り直しているそうです。
こちらがアイスパレスの様子。
氷河の中に作られたトンネルだけあって、360°床まで氷でできていてすごく幻想的で綺麗でした。
トンネルだけではなく氷の彫刻も展示されています。写真撮り忘れてしまったので、ネットから借りてきました。
可愛い動物の彫刻もありました。
他にも、氷ででした記念撮影スポットなどもあり、一生の思い出になる経験ができます。
今回はツアーでの参加だったため滞在時間は1時間半ほどでしたが、この短い時間では見きれないほど沢山の楽しみ方ができる展望台でした。
まとめ
グリンデルワルトから電車で行ける「スフィンクス展望台」について紹介していきました。
標高3,573mの展望台からは、メンヒの他に、ユングフラウやアレッチ氷河の絶景も楽しむことができます。
また、展望台からの絶景を楽しめるだけではなく、アレッチ氷河を掘って作った氷の宮殿と呼ばれる「アイスパレス」や、1年中雪が楽しめるスノーパラダイス「プラトー」など、他の展望台には無い観光スポットもあるので、スイスに訪れる際には是非行程に組込んでみてください。
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スフィンクス展望台の後は、ユングフラウ鉄道で「アイガー・グレッチャー駅」まで降りてハイキングをしました。スイスハイキングの王道コースだけあって、美しい高山植物と壮大なアルプスの絶景が最高に綺麗でした。
展望台に登る際には、高山病にも注意しましょう
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