式根島は大きすぎない島内に釣りスポット、シュノーケリングスポット、温泉などの観光スポットがコンパクトにまとまった島です。
2泊3日くらいで旅行するにはちょうど良い島だと思います。
本記事では、式根島への渡航方法や、式根島でできることをまとめました。旅の参考にしてみてください。
式根島はこんな島
式根島は伊豆諸島のなかの1つの島で、新島のとなりに位置しています。
面積は3.9㎢、東京ドーム約80個分で、他の伊豆諸島の島に比べると小さな島です。人口は約550人ほど。
島の面積がそれほど大きくないので、海水浴やシュノーケリング、温泉が目的であれば、レンタサイクルでも充分移動可能です。
僕の場合は釣り目的で荷物が多かったのでレンタカーを使用しました。式根島にはフジイレンタカーというレンタカー屋さんがあり、港や宿泊場所まで送迎もしてくれます。
大きな港が島の南北にそれぞれあるので、釣り目的の方はレンタカーをオススメします。なお、レンタカーを釣り用途で使用する際は電話でその旨を伝えて、釣り専用車両を借りるようにしてください。
式根島への渡航方法
式根島には飛行場はありません。したがって、渡航方法は海路のみになります。
東京竹芝港発の船の種類は2つで、大型客船と高速ジェット船があります。
東京竹芝発 | 式根島着 | 所要時間 | 片道料金 | |
---|---|---|---|---|
大型客船 | 23:00 | 8:00 | 約9時間 | 最安6,890円 |
高速ジェット船 | 1日複数回 例 7:20 | 1日複数回 例 10:35 | 約3時間 | 9,820円 |
僕は、高速ジェット船で行ってきました。高速ジェット船は海水を噴射させながら船の底部についた水中翼で海面に立つように走行する船で、時速約80km/hでの走行が可能です。
海の波が船に伝わらないため船酔いすることもなく快適です。僕が以前、大型客船で神津島に行ったこともありますが、雑魚寝と船酔いで疲れが溜まったので、それ以降は高速ジェット船を使っています。
なお、船は式根島の野伏港に発着します。観光プランを組む際の参考にしてみてください。
式根島の宿泊場所
式根島での宿泊方法には大きく分けて4つのタイプがあります。
島宿タイプ、旅館タイプ、プチホテルタイプ、キャンプです。宿の数は結構多い印象を受けました。最繁期でない限り全く予約が取れない、なんてことはないと思います。詳しくは式根島観光協会のHPに記載されています。
僕は旅館タイプの式根館さんに宿泊させていただきました。
式根館さん宿泊の決め手と宿泊した感想
料金
式根館の宿泊料金は1泊2食付きで8,000円(最繁期)。旅館タイプの宿であれば、料金はどの宿もほとんど同じです。
島ならではの御飯が食べたかったので、最繁期でも2食付きプランがある式根館が魅力的でした。
アクセス
式根館は船が発着する野伏港から歩いて行ける距離にあります。これが決め手の1つでもあります。歩いて海水浴場や釣りに行けるのは結構大きなメリットだと思います。
部屋
とても綺麗な部屋でした。洗面台は部屋にありますが、トイレは共同でした。また、部屋着やタオルなどのアメニティはないので、持参するようにしてください。
ご飯
夕食は1日目、2日目とも、とても沢山の品数が出てきてお腹いっぱいでした。
2日目の夕食では式根館のおとうさんが取ってきた石鯛の刺身をサービスしていただきました。ネットで調べるとこのサイズだと1万円くらいしそう...大感謝です!やはり鯛と名前が付くだけあって、さっぱりして美味でした。
式根館の良かったところ
とにかくおかみさん、おとうさんが優しく、釣った魚の保存用に冷凍庫を貸してくれたりチェックアウト時間を延ばしてくれたりと、色々配慮してくれました。
また、おとうさんが式根島の釣り事情に詳しいので、釣りのアドバイスもしてもらえました。
釣った魚をさばいてくれるサービスもあるとのことなので、釣り目当てで式根島に訪れる方は、式根館に宿泊してみてはいかがでしょうか。
式根島でできること
釣り
式根島は、式根島と新島との間に流れの速い海流があるため潮通しが良く、小魚の群れや小魚の群れを追った大型魚が多く集まります。
シーズン中であれば、防波堤から泳がせ釣りでカンパチを釣ることも可能とのことです。
式根島では都内とは味わえない、夢のある防波堤釣りが楽しめます。
式根島には地磯が沢山あります。磯釣りを楽しむ方にはうってつけです。
釣りができる防波堤は南北に2か所あります。どちらの防波堤も大きな防波堤なので、ゆったり釣りが楽しめます。
釣り餌や仕掛けは宮房商店で取り扱っています。
2つの防波堤や宮房商店を徒歩や自転車で移動するのは厳しいので、レンタカーをオススメします。
式根島での釣りは下記記事にまとめています。併せて読んでみてください!
海水浴&シュノーケリング
式根島には4か所の海水浴場があります。
特に海水浴客が多いのが、船が着く野伏港から近い泊海水浴場です。最繁期には海の家も出ます。
シュノーケリングで海の生き物を観察できるのが、中の浦海水浴場です。
僕も中の浦海水浴場でシュノーケリングをしましたが、タカベやハマフエフキを間近で見ることができました。
温泉
式根島の南部には温泉もあります。
満潮時には海水と混ざるようなワイルドな温泉もありますが、僕のおすすめは松が下雅湯です。
こちらは潮の満ち引きに関係なく適温の温泉が楽しめます。
更衣室、冷水シャワーもあります。
式根島旅行の際の注意点
式根島はとっても蚊が多いです。
式根島旅行を快適なものにするためにも蚊対策は万全にしてください。
僕は、長袖長ズボン、虫よけスプレー、蚊取り線香のフル装備でも7か所も刺されました。
定番の虫よけスプレーです。
ミストタイプの虫よけスプレーです。手に出してから首などに塗るときに便利です。
携帯タイプの蚊取り線香です。夜釣りの時には複数の蚊取り線香で椅子の周りを囲むようにして使いました。
電池・カートリッジ交換式の携帯ベープです。火を使わないので、身体に常に身に付けることができます。
まとめ
式根島では、釣り、海水浴&シュノーケリング、温泉をはじめ、多くの離島体験ができます。
他の島と違い、島が大きすぎないので、徒歩やレンタサイクルでも充分観光することが可能です。
仕事の疲れをリフレッシュしに訪れてみてはいかがでしょうか。
この記事が少しでも役に立ちましたら、シェアやはてなブをお願いします。励みになります。