僕が最近はまっているのがLightroomの「段階フィルター」という機能!
写真に段階的に変化を加えられるので、奥行き感を出したり、被写体を引き立てることができます。
僕のレベルだと劇的に写真が綺麗になるほどの処理はできていませんが、
もとの画像と比べたら少しだけメリハリのある写真くらいの編集はできています。
暗い中に浮かびあがる花を表現したいなぁー、とか自分の頭の中にあるイメージを簡単に試すことができるのでLightroomはおもしろいです。
写真を趣味にしたい方は持っておいて絶対に損しないソフトです。
この記事で紹介するLightroomにはパッケージ版とクラウド版があります。
パッケージ版は1回購入さえしてしまえば、追加料金無しでずっと使用可能。
万が一飽きてしまって使わなくなった時でも安心です。
僕が使用しているのはパッケージ版です。
クラウド版はかの有名なPhotoshopとセットになっています。一年毎にお金がかかりますが常に最新版を使用できます。
機能もパッケージ版に比べて多いです。
買ったらめちゃくちゃ高額なPhotoshopが使えるのが最大の魅力な気もします。
段階フィルターを使用した作例紹介
初めに、Lightroomの段階フィルターを使うとどんな編集ができるのか、僕の作例を紹介していきたいと思います。
初めに段階フィルターを使用していない写真を載せて、その後に段階フィルターを使用した同じ写真を載せていきます。
まずは、ひたち海浜公園のネモフィラの丘の写真。
ひたち海浜公園のネモフィラは毎年5月ごろに見頃を迎えます。
壮大で美しい景色に感動すること間違いなしなので、是非自分の目で見てみてください。
ひたち海浜公園の記事はこちらにまとめています。
まずは、ネモフィラの丘の編集前の写真はこんな感じです。
この写真でも十分綺麗なのですが、奥まで単調にネモフィラが広がっている感じがしたので、
段階フィルターで露出量を段階的に変えたのが下の写真です。
好みが分かれそうなところですが、手前だけ一筋の光が当たったような幻想的な写真になっていると思います。
斜めから撮影した奥行き感のある被写体にも段階フィルターは使えます。
これは、原宿のTHE ROASTERYという珈琲屋さんのお店の写真です。
内装がとても綺麗だったので思わず撮ってしまいました。
原宿にあるにもかかわらず店内は比較的席に余裕があるので、買い物で疲れてゆっくりしたいときに使ってみてください。
綺麗にディスプレイされていたコーヒー豆を撮影したのがこの写真です。
奥行き感を出してみたくて、段階フィルターで露出量を変えたのが次の写真です。
段階フィルターを2枚使って、ピントのあっている領域だけに光が当たっているように表現してみました。
照明機材を持っていなくてもライティングしたような仕上がりになるので面白いですよね。
些細な変化ではありますが写真にメリハリができて奥行き感も増していると思います。
最後は、宮城県の松島の一煎堂というお店の手ぬぐいです。
こんな感じで小物がずらっと並んでいるとついつい撮影したくなってしまいます。
こういうシチュエーションって斜めから撮ると結構それっぽくなっちゃいますからね。
松島に行く予定がある方は是非予習してみてください。
Lightroom編集前の写真がこちらです。
奥までカラフルな手ぬぐいがズラーっと並んでいて綺麗ですが、
あえて段階フィルダーで奥側の彩度を落としてみました。
彩度を徐々に落とすような写真は、カメラ撮って出しでは絶対無理ですよね。
こういう写真が簡単に作れちゃうのでLightroomは面白いです。
段階フィルターの使用方法
簡単にですが、段階フィルターの使い方を紹介します。
元の写真ですが、必ずNEFという形式の物を使用するようにしましょう。
画像データとして良く使われるJPEG形式は、データのやり取りを容易にするために圧縮がかけられています。
NEFデータは圧縮が一切かけられていない本当の画像の生データなのでLightroomの実力を充分に発揮できます。
Nikonの一眼レフカメラの場合は、下記の操作でカメラ撮影時の画像をRAW+FINEの記録モードに切り替えできます。
設定方法
MENUボタン→静止画撮影メニュー→画質モード→RAW+FINE
今回は、段階フィルターで露出を徐々に変える処理を紹介します。
全く同じ手順で、彩度や明瞭度なども段階的に変えることができるので、興味があったらチャレンジしてみてください。
Lightroomに写真を取り込み、現像モードにします。
僕の場合、露出量を段階フィルターで徐々に変化させる場合は一番暗い色から作った方がやりやすいので、
初めに露出量を-2.02にして写真全体を暗くしています。
さて、準備ができたことろで、段階フィルターをかけていきます。
段階フィルターは、下記の図の赤矢印の位置にある長方形のイラストで表されているツールです。
このボタンを押して、あとは段階的に変化を加えたい範囲に貼りつけるだけです。
Lightroomの段階フィルターは3本の線で表されており、
3本の線の片側の端の線より外がフィルター適用前に設定した現像パラメータの値(露光量や彩度など)、
反対側の線の端より外側が段階フィルターで設定した現像パラメータの値が適用されます。
どれくらいの間隔でそのパラメータを変化させていくか、つまりグラデーションの急さが、3本の線の間隔に対応しています。
つまり、3本の線の間隔が狭いほど急にグラデーションが変化し、間隔が広いほどなだらかにグラデーションが変化します。
初めに紹介した写真は、これくらいの幅で段階フィルターをかけています。
「マスク」と表示されているところにあるパラメータが段階フィルターのものになります。
このパラメータを調整することで露光量などを段階的に変化させることができます。
上記の写真の例では、露光量を+1.62に設定しています。
段階フィルターの設定はたったこれだけです。
後は通常のLightroomの現像処理と同様に、露光量やコントラスト、彩度などの調整をしていくだけです。
簡単な操作もLightroomの魅力の1つですね。
まとめ
僕が今はまっているLightroomの段階フィルターを用いた作例と使い方を簡単に紹介しました。
ちょっとの手間で写真の印象が変わるので結構面白いですよ。
昔は写真を撮るのが面白かったんですが、最近は編集するのが面白くなってきました。
写真が記録の手段だけではなくて、作品作りみたいになってきた感じですかね。
みなさんもLightroomで写真編集の楽しさを味わってみてください。
筆者が使用しているカメラグッズを下記記事にまとめました。参考にしてみてください。