この度HISのツアーを利用して、新婚旅行でスイスに行ってきました。
利用したツアーは「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーで、アルプス4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの日程通り、日にち毎に記事を分けて更新しています。
2日目の予定はこちらです。
2日目の予定
- 世界遺産「レーティッシュ鉄道ベルニナ線」乗車
- ディアヴォレッツァ展望台で氷河とベルニナ・アルプス観光
- 世界のVIP御用達のリゾート地サン・モリッツ散策
本記事では、世界のVIP御用達のリゾート地「サン・モリッツ」自由散策について紹介していきます。
サン・モリッツの概要
サン・モリッツについて
サン・モリッツは、美しい湖とベルニナ・アルプスの名峰に囲まれたマウンテンリゾートです。年間320日以上も晴れるそうで、街のシンボルも「太陽」になっています。
また、サン・モリッツは世界のVIPが集うスイスきっての高級リゾート地であり、街には5つ星ホテルや有名ブランドショップが立ち並んでいます。
本サイトでも紹介していますが、スイスの魅力を凝縮した絶景列車である「氷河特急」「ベルニナ特急」の発着点でもあります。
また、サン・モリッツは、1928年と1948年の過去2回の冬季オリンピックをはじめ、数多くのアルペンスキーやボブスレー国際大会が開催されてきたウィンタースポーツの聖地という顔も持っています。
ベルニナアルプスの名峰・氷河観光、世界的に有名な絶景列車、そしてスポーツの聖地と、世界の最高峰が集まった街が「サン・モリッツ」なのです。
サン・モリッツの歴史
サン・モリッツという街の名前は、かつてこの地にやってきたローマ兵「セント・モウリッツォ」が殉死し、その兵を聖人として崇めたところからきているそうです。
そして、サン・モリッツが今のように世界中のVIP御用達の高級リゾートとして有名になったのは、あるホテル経営者の賭けがきっかけになっているそうです。
今や世界的に有名なウィンターリゾートであるサン・モリッツですが、その誕生はあるホテル経営者の賭けでした。
ホテル経営者のキャスパー・バドラットは、クルムのゲストハウスに避暑に訪れていた裕福なイギリス人の宿泊客たちに対し、いつもより滞在を延ばして、冬のスイスアルプスも楽しめるかどうかを賭けてみないかと持ちかけました。
バドラットは、楽しめなければ宿泊料金を返すと申し出たのです。
賭けは、バドラットの勝利となりました。以降、ウィンターリゾートしてサン・モリッツを気に入ったイギリスのVIP達により、口コミでサン・モリッツの評判が伝わり、世界随一のリゾート地として有名になっていったのです。
1896年、2軒目の物件を購入したバドラット家は中古ホテルを購入し、「バドラッツ・パレス(Badrutt's Palace)」と名付けました。壮大なタワーの増築を含む大規模な改装の末に誕生した建物は、その名に劣らぬ贅沢な造りで、現在ではサンモリッツの代表的な歴史的建造物となっています。
その他の高級ホテルも後に続き、現在では、クルム・アンド・パレス(Kulm and Palace)、カールトン(Carlton)、スヴレッタハウス(Suvretta House)、2002年に新装オープンしたケンピンスキー(Kempinski)を含めた5軒の高級ホテルが立ち並びます。
サン・モリッツの歴史についてはサイト「BALLY」様を参考にさせて頂きました。
サン・モリッツ自由散策
サン・モリッツ駅周辺
ディアボレッツァ展望台でベルニナ・アルプスを観光した後に、ツアー専用バスで連れてきてもらったのが、サン・モリッツ駅です。
この駅が、氷河特急やベルニナ線の乗車駅になっています。
この写真でも分かるのですが、スイスはだいたい街のすぐ後ろにめちゃくちゃ高い険しい岩山があります。
サン・モリッツ駅のすぐ近くには、サン・モリッツ湖があります。
静かでとても美しい湖でした。この湖の後ろにも立派な山が見えます。
日本にこんな素敵な湖があったら、間違いなく多くの観光客で賑わう観光地になってますね。
学校広場
ツアーの添乗員さんにサン・モリッツの中心部にある学校広場と呼ばれる広場まで連れてって行ってもらい、この広場から自由散策開始となりました。
スイスに来て初めての自由散策なので、めっちゃ楽しみでした。
こちらは、学校広場にあった建物。何の建物かは分かりません笑
全然広場の様子が伝わらない写真しか撮っていなかったので、広角レンズで広場の写真を撮っておけば、と後悔しています。
きっと朝から動きっぱなしでレンズ交換をするほどの元気が無かったのでしょう。
電光掲示板が回っている、なんだか近代的な建物もありました。
こちらは、公園広場の近くにあった雑貨屋さん。
店内には色々なスイス雑貨が売っていました。
スイスからポストカードを国際郵便で送りたかったのですが、ここの雑貨屋の店員さんが優しくポストカードの送り方を教えてくれました。
こちらのおぼつかない英語を頑張って聞いてくれた店員さんに感謝です。
ここの店員さんに限らず、スイス人は優しい方が多かったです。
雑貨屋「wega」では、サン・モリッツという都市の魅力が凝縮されたようなマグネットを買うことができました。
マグネットは今もうちの冷蔵庫に貼ってあります。
このマグネットを見てスイス旅行のことを思い出しては、もう一度行きたい気持ちになっています笑
ヴィア・ザーラス通り(via Serlas)
こちらは高級店が立ち並ぶ「ヴィア・ザーラス通り」です。
この「ヴィア・ザーラス通り」には、オードリーヘプバーン主演の映画「シャレード」の舞台となった、5つ星ホテル「Badrutt's Palace」があります。
冒頭で紹介した、サン・モリッツを世界的に有名にしたホテル経営者キャスパー・バドラットが建てたホテルです。
めちゃくちゃ存在感のあるホテルですよね。ホテルの中に入ってみたかったです。
ヴィア・ザーラス通りから、公園広場に向かう道。綺麗な建物ばかりでした。
人がいなくなったタイミングを見計らって、トンネルを抜けた先から写真を撮ってみました。
綺麗な黄色の車が停まっていたので、黄色い車以外の彩度を落としてみました。
自由散策の時間が1時間と限られていたので、サン・モリッツが世界的な保養地として有名になるきっかけとなった「クルム・ホテル」を見に行ってみました。
クルム・ホテル
こちらが、サン・モリッツ発展のきっかけとなったクルム・ホテル。
先ほどのBadrutt's Palaceほどの派手さはありませんが、清潔感があって品のある佇まいのホテルでした。こちらのクルム・ホテルも5つ星ホテルになります。
鮮やかな紫色の花が印象的だったので、撮影してみました。
サン・モリッツの歴史を知らなければただの綺麗なホテルだなぁという感想で終わったかもしれませんが、このホテルがあるから今のサン・モリッツがあると思うとなかなか感慨深いものがありますね。
先ほどのBadrutt's Palaceと比べたらシンプルな作りですが、見た目以上の力強さを感じました。
その他の写真
ここからはギャラリー的に、適当に撮った写真を載せておきます。
スイスの郵便ポスト。
サン・モリッツの絵。
サン・モリッツの道路。こんな道で運転できたら気持ち良いでしょうねぇ。
サン・モリッツの都心部から望んだ、サン・モリッツ湖と山々の景色。
こんな景色を見ながら、朝からオープンテラスのカフェでコーヒーを飲みたいです。
自由散策の時間が1時間しかなかったので、あまりゆっくり散策できませんでした。1日ゆっくり観光したかったです。
時間があれば行きたかった場所
ここからは、時間があったら行きたかったサン・モリッツの観光地を少し紹介します。
エンガディン博物館
サン・モリッツを含むエンガディン地方の16~19世紀の生活様式を展示した博物館。
当時のキッチンや客間が忠実に再現されているそうです。
写真はこちらのサイトから借りて来ました。
セガンティーニ博物館
イタリアで産まれ、スイスに移住し、人生最後の5年間をエンガディン地方で過ごした芸術家セガンティー二の作品が展示されている美術館。
セガンティー二はアルプスの自然とそこに暮らす人々の生活の様子を描き続けたそうです。
代表作の「生」「自然」「死」には自然と美しく調和した人間が見事に描かれているそうです。
写真はスイス政府観光局のHPから借りてきました。
洋菓子店ハンゼルマン
オードリー・ヘップバーンやダイアナ妃も通ったカフェとして、世界中に知られている洋菓子店だそうです。1894年創業で歴史のあるお店とのこと。
画像はLineトラベルのHPから借りてきました。
まとめ
世界のVIP御用達のリゾート地「サン・モリッツ」について、紹介していきました。
世界遺産ベルニナ線乗車、ディアボレッツァ展望台でベルニナ・アルプスの名峰観光、そしてサン・モリッツ散策と、ツアー2日目はめちゃくちゃ充実した1日となりました。
スイスを新婚旅行先にして本当に良かったと思った1日でした。
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ホテルに戻った後は、部屋のベランダからスイスの星空撮影にチャレンジしました。
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