初めての海釣りに何を着て行けば良いか分からない、何を持って行けば良いか分からない・・
初めての釣りは分からないことだらけだと思います。
本記事では、釣り初心者の方向けに防波堤釣りの持ち物・服を紹介しています。
初めての釣りが快適で楽しいものになるように、本記事を読んで準備していただければ嬉しいです。
釣り場(堤防)の環境を知っておこう
釣り場がどのような環境か知っていないと、持ち物は準備できませんね。
ここでは、一番オーソドックスな釣り場である堤防を例に、釣り場の環境を紹介していきます。
日差しを避ける場所が無い
堤防には日影など、日差しを避ける場所が無いことが多いです。
強い日差しに1日中さらされることになるので、日焼け対策は必須になります。夏だけではなく、春・秋でも油断は禁物です。

僕のようになりたくない方は、極力肌の露出を抑え、日焼け防止クリームなどを持って行くようにしましょう。
また、脱水症状にも注意が必要です。飲み物は多めに持って行くようにしましょう。
波や潮風をかぶる

波で濡れた堤防の様子 引用:なべぞうさんのページ
この画像は極端な例で、防波堤がこのような波のかぶり方をする時に釣りをしてはいけません。
この画像まではいかなくても、堤防では潮風が吹いており、霧状の海水が身体に吹き付けることになります。
そのため、肌は湿度と汗でべとべと、髪はギシギシ、服にも海水の塩がつきます。
お気に入りの服で絶対に釣りに行ってはいけません。汚れても良いような洗いやすい服で行くようにしましょう。
風が強い
上で紹介した釣り場の環境と似ていますが、注意点が異なります。
朝方や曇りなど、太陽が出ていない場合は、寒くて釣りどころじゃないこともあります。
荷物に余裕があれば、寒さ対策にサッと羽織ることができる服を調整用に持って行くことをおすすめします。
ベンチなど座る場所が無い
先ほどの写真を見れば容易に想像できるのではないでしょうか。
堤防にはほとんど座る場所がありません。
コンクリートに直座りでも大丈夫という方は良いのですが、お尻が痛くなりますし、防波堤が汚いこともあるので、快適に釣りがしたい方は椅子を持参することをオススメします。
レジャーシートでも良いのですが、防波堤は風が強いので飛ばされないように気を付ける必要があります。最近は持ち運び時に小さくなるポータブル椅子も充実しているので、僕は椅子をオススメします。
近くに手を洗う場所やトイレが無い
釣り場にはトイレが無いことも多々あります。男の人は割とトイレが無くても何とかなりますが、女の人は大変です。こればかりは持ち物で何とかなる問題ではないので、釣り場を決める際にトイレが近くのある場所を選ぶように事前に幹事さんに伝えておきましょう。
また、釣りは餌で手が汚れて臭くなるので、気になる方はウェットティッシュを持って行くと良いです。
近くにコンビニやスーパーが無い
釣り場の近くにコンビニが無いことも多いです。
釣りの最中に食べる食べ物やお菓子、充分な量の飲み物は釣り場に着く前に用意しておくようにしましょう。

初めに釣り場の過酷な環境を紹介してしまったので釣りに行くのが嫌になってしまったかもしれませんが、準備さえちゃんとしていけば釣りは最高に楽しいレジャーです。
ここからは、防波堤釣りにあると便利な持ち物リストを紹介します。
堤防(防波堤)釣りに必要な持ち物リスト
リールや竿、仕掛けなどの釣り具は、何をターゲットに釣りをするかで変わってきてしまうので、今回は釣り具以外の持ち物を紹介していきたいと思います。
釣り具については、一緒に行く友人や釣り具屋の店員さんにどんな釣りをしたいか相談し、選ぶようにしてください。
日焼け止め
上で紹介しましたが、釣り場には日陰になる場所がないので日焼け対策が必要です。
火傷のような日焼けになることもあるので、忘れず持っていくようにしましょう。
夏だけでなく、春・秋も必要です。
ウェットティッシュ
釣りをしていると手が汚れるタイミングが沢山あります。釣りエサを付けるとき、釣れた魚を触るとき、また海水を汲む時なんかも手が汚れます。
快適に釣りをするためにも、ウェットティッシュは持って行った方が良いでしょう。
お菓子や昼食を食べる時に、生臭い手で食べたら美味しさ半減ですからね。

ボディシート
ボディシートもあった方が快適です。特に夏場は、暑さで汗ダラダラです。
釣り場は湿度も高いので、ベタついた肌をリセットできるアイテムがあると釣りの快適さが増します。
タオル
釣り餌を触って臭くなった手を拭くもよし、汗を拭くもよし、頭に被って日避けにしてもよし、1枚持っていけば色々役に立ちます。
軍手
海釣りに使う定番の餌に「アオイソメ」という気持ち悪いミミズのような餌があります。

友人も皆アオイソメを素手で触れないので、初めて釣りに行く方もきっと触れないと思います。
そんな時に活躍するのが軍手です。軍手があれば、気持ち悪いアオイソメに直接触らず餌付けができます。
また、軍手は釣った魚を触る時にも使います。魚のヒレは硬く鋭い為、ヒレを触って手を切ることもあります。
初めての方は軍手、または何らかの手袋やグローブは必ず持って行くようにしましょう。
ポータブル椅子
この椅子を買ってから釣りがめちゃくちゃ快適になりました。
これより小さい三脚の折りたたみ椅子を使っていたこともあったのですが、座り心地が最悪で全く快適ではありませんでした。

FIELDOORの椅子は、深々座れるので快適さが全然違います。マジで買ってよかった。
折りたたむと500mlペットボトルより少し大きいくらいのサイズまで小さくなります。
当然バーベキューなどの他のレジャーにも持っていけます。
コンクリートに座りっぱなしだとめちゃめちゃ疲れるので、深く座れるタイプの折りたたみ椅子を準備するのをオススメします。
このFIELDOORの椅子については、下記記事にまとめているので参考にしてみてください。
糸きりバサミ
釣り経験者に連れて行ってもらう方でも、釣り用のハサミは持参するようにしましょう。
釣りでは仕掛けを作る際に頻繁にハサミを使います。
根掛かりや、魚が釣れた後、仕掛けが絡まった時などに、仕掛けの作り直しも良く行います。
今後釣りを続ける可能性があるのであれば、用意しておいた方が良いと思います。
水汲みバケツ
防波堤は、海水面から距離があるので、海水を汲むために紐付きのバケツが必要になります。
水汲みバケツで汲んだ海水は、エサをつけたり、魚を触ったりして手が汚れた際に役に立ちます。
また、釣った魚を活かしておく際や、練り餌を作る際にも重宝します。
グループで1つあれば充分なので、一緒に行く人に確認して、誰も持って行かないようであれば、持って行くことを検討してみてください。
竿三脚
上級者向きの道具です。無くても全然釣りはできます。竿を地面に直置きすると、魚が当たった際のわずかな竿先の変化が見えなくなってしまいます。
また、竿を踏んでしまって折ってしまうこともあります。
僕も竿三脚購入前に2回ほど竿を踏んでダメにしました。

今後釣りを新たな趣味にするぞっ!くらい気合いの入った方は用意してみてください。
クーラーボックス
クーラーボックスは初めて釣りに行く方には敷居が高いと思います。
釣った魚を持ち帰らなければクーラーボックスは無くても大丈夫です。
もしクーラーボックスを用意するのであれば、キャスター付きがオススメです。
クーラーボックスは置き場に困るから要らないよ!という方は、クーラーバッグでも代用可能です。
ただし、魚で汚れないようにジップロックなども併用するようにしましょう。
食べ物・お菓子・飲み物
コンビニが近くに無いこともあるので、釣り場に着く前に必要なものは揃えておきましょう。
上で紹介した、クーラーボックスやクーラーバッグがあれば暑い釣り場の環境でも食べ物が痛みません。
ゴミ袋
釣りを終えると沢山のゴミが出ます。
大きめのゴミ袋は用意しておきましょう。
防波堤釣りにおすすめの服装
服装を選ぶ際のポイントをまとめます。
防波堤釣りの服装を選ぶポイント
- 潮風や海水、餌などで汚れてもよい服。もしくは汚れにくい服。
- 動きやすい
- 暑い時に脱げる
- 寒い時にさっと着れる
- 日焼けを防ぐことができる
この観点で服を選ぶようにしましょう。
春・秋の防波堤釣りの服装
春と秋は快適に釣りを楽しめる時期ですが、朝・夕は冷え込みます。
防波堤は風が強いことも多く、家にいる感覚で服を選ぶと寒くて釣りどころではなくなることもあります。
調整ができるように、薄手のパーカーなど脱ぎ着できる服を1枚持って行くようにしましょう。
また、海は日差しが強いので、春・秋でも日に焼けます。日焼けしたくない方は、帽子や長袖で対策しましょう。
僕は適当な半袖の上にウインドブレーカーを着ていることが多いです。
サンガード付きの帽子にすれば、首の後ろの日焼けも防げます。また、防波堤は風が強いことも多いので、紐が付いていると安心です。
海の中の様子を少しでも確認したいのであれば、偏光グラスを持って行くようにしましょう。
海面での光の反射を抑えられ、魚が見つけやすくなります。
夏の防波堤釣りの服装
めちゃくちゃ暑いので長袖、長ズボンだと限界を感じます。
半袖+半ズボンの組み合わせで日焼け止めクリームを使用するか、短パン+スポーツタイツの組み合わせなどで風通しを良くしつつ日焼けを避けるようにしましょう。
もちろん帽子も必須アイテムです。上で紹介したような、サンガードのある帽子がオススメです。
冬の防波堤釣りの服装
そもそも冬はあまり魚が釣れないので初心者向けではありません(笑)
冬の釣りはあまりオススメしませんが、もし行く場合は肌の露出を抑える工夫が必要です。
厚手のウェアを着るのはもちろんのこと、ニットの帽子、グローブ、長靴など、完璧な防寒対策をしていきましょう。
釣り女子におすすめの服①
釣り界のアイドル「秋丸美帆」さんの服装を参考に紹介します。
10連掛け達成なるか?!😆#fishing #fish #sea #angler #surf #釣り #キス #海 #島根 #投げ釣り #キス釣り #ダイワ #サーフ https://t.co/YRdNGeHILD pic.twitter.com/xKy9rBeWPJ
— 釣りガールみっぴファンアカウント (@bellevoilejapon) 2017年8月4日
釣りは身体を動かすので、動きやすさも重要です。
秋丸さんの服装を見ると、ポロシャツの下に長袖のアンダーウェアを着ていますね。
この服装であれば日焼けも最小限にできます。
ショートパンツ+タイツの組み合わせは動きやすいですし、日焼けも防げます。
秋丸さんの服とは関係ありませんが、紫外線カット効果の服もあります。寒い時に着ることもできるのでパーカータイプがオススメです。
日除け付き帽子は女性も必須のアイテムです。熱中症対策にもなるので持って行くようにしましょう。
釣り女子におすすめの服②
「彼女と釣りデートなう」で使っていいよ(みっぴ)#彼女とデートなう pic.twitter.com/TynntvQNAA
— ルアーマガジンソルト (@LM_salt) 2017年6月9日
春、秋、冬用の服ですね。肌の露出を抑えて保温性バッチリです。
ウェアはなかなかネットで買うのは難しいと思うので、近くの釣り具屋さんに行って実際に着てからの購入がオススメです。
SHIMANOやDAIWAなどのメーカーから結構可愛いウェアが出ていますよ。
あると安心ライフジャケット
秋丸さんも、ちゃんとライフジャケットを着用していますね。万が一のためにあると安心です。
特に小さいお子さんがいる方は、子供用だけでも用意しておいた方が良いです。
腰に巻くタイプのライフジャケットが邪魔になりにくいのでおすすめです。
緊急時は紐を引っ張ると膨らんでくれます。
まとめ
防波堤釣り初心者の方向けに、釣り場の環境、そして持ち物・服装を紹介していきました。
準備するものが多くて大変だと思ったかもしれませんが、まあ無くてもなんとかはなります(笑)
まずは、釣りに行ってみて海を見ながらぼーっとする気持ちよさを体験してみてください。
本記事が少しでも皆様のフィッシングライフの役に立てば幸いです。