出張先でシワのないシャツを着てビシッと決めたい!ビジネスマンならよくあるシーンだと思います。
ただ、出張先でシワを伸ばそうにも普通の衣類アイロンはスーツケースに入らないほど大きいし、それにアイロン台も必要です。普通のアイロンを出張先や旅行先に持って行くなんて不可能に近いですよね。
そんな問題を解決するのがパナソニックの衣類スチーマーです。
今回、パナソニックの衣類スチーマーを購入しましたので、良いところ悪いところを含めて、使用感をレビューしたいと思います。
なお、海外の電圧には対応していませんのでご注意ください。
パナソニックの衣類スチーマーの注目ポイント
パナソニックの衣類スチーマーのウリと言えば、コレです。
「ハンガーにかけたまま、サッとシワ・ニオイとり」
テレビCMでも見かけますね。
僕もこの、ハンガーにかけたまま簡単シワとりできるという機能に惹かれて購入を決めました。
また電源を入れてから、使用できる温度まで温まる時間も速いので、使いたい時にサッと使えるのもウリの1つ。
なんと電源をいれてから24秒で立ち上がります。
朝の忙しい時間に気になるシワをサッと伸ばせるのは便利ですよね。
今までのスチーマーの常識を覆す2つのウリで、パナソニックのスチーマーは人気商品となった訳です。
パナソニック衣類スチーマーを購入。付属品紹介。
僕が購入したのはNI-FS530という型番の衣類スチーマーです。
もう1つのNI-FS330に比べ、スチーム穴が1つ多かったり、立ち上がり時間が速かったり、ちょっとずつスペックが高くなっています。
正直そこまで変わる感じじゃないので、NI-FS330でも良い気がしますね。ただ、色がピンクしかないので、そこが悩みどころですけど。
ちなみに、僕はNI-FS530をヨドバシドットコムで9,270円で購入しました。
これが箱の外観です。
さすが一流メーカーPanasonicの商品だけあって、箱がすでにカッコいいですね。
こちらが付属品です。
- 本体
- 本体を置く台
- 計量カップ
- 取扱い説明書
の4点が入っています。
パナソニック衣類スチーマーの使い方(使用するまでの準備)
ここからは、実際に使用できるような状態になるまでに、どのような手順が必要になるかを説明していきたいと思います。
スチーマーですので、本体に水を入れないといけません。
付属の計量カップのMAXの線まで、水を汲みます。
本体の水タンクの蓋を開けます。
水タンクの蓋はこの位置にあります。蓋には長いゴムが付いていて、蓋を無くさないようになっています。こういう気配りがさすがpanasonicですね。
先ほどの計量カップの水を本体の水タンクに入れていきます。
計量カップの先が尖がっているので、こぼさず水を注ぐ事が出来ます。
水を注ぎ終わったら、あとは電源を入れるだけ。
スイッチをオン側にスライドさせると、ハンドル部分のランプがオレンジ色に点滅します。
これが完全にオレンジ色に点灯すると準備完了です。
このスイッチをいれてから準備完了までの時間がNI-FS530は約24秒。NI-FS330は約30秒になります。
正直24秒も30秒も大して変わらないですよね。
使用するまでの準備は、普通のアイロンと変わりませんね。
実際にハンガーにかけたままの服にスチームする様子は次の項で紹介していきます。
パナソニック衣類スチーマーの良いところ悪いところ【レビュー】
僕が実際にパナソニックの衣類スチーマーを使って感じた良いところと悪いところを紹介していきたいと思います。
パナソニック衣類スチーマーの良いところ
僕が感じたパナソニックの衣類スチーマーのメリットは以下の2点です。
- 小型でスタイリッシュな見た目
- 思い立った時にすぐスチームをかけられる
僕は、やはり小型であるというのが最大のメリットのように感じました。本体サイズが、幅7cm、縦横ともに15cm程度です。スーツケースの中に余裕で入る大きさです。
旅行や出張にも全然持って行けるサイズなのですが、1点注意点があります。海外では使用できないそうです。国内でしか使用できないとなると、長期の国内出張の時に真価を発揮しそうですね。
また、普通のアイロンと違って軽いので、ハンガーにかけたままの服の高さまでスチーマーを持ち上げて作業しても疲労感はありませんでした。小型と併せて、軽量であるというのもメリットの1つと言えると思います。
パナソニック衣類スチーマーの悪いところ
僕が感じたパナソニック衣類スチーマーの悪いところは、下記の3点になります。
- ハンガーにかけたままスチームが難しい
- ハンガーにかけたままだとシャツのシワがあまり伸びない
- 1枚のシャツでタンク内の水がほとんどなくなるため、大量の服をスチーム掛けする場合、頻繁に水を汲まないといけない
デメリットの上2つはほとんど同じ内容です。ハンガーにかけたままのスチームでは思ったようにシャツのシワを伸ばせませんでした。全くシワが伸びていない訳ではないのですが、アイロン台を使った方が全然シワが伸ばせます。
また、最後に書いてあるように、大量の服をまとめてスチーム掛けする場合は、だいたい服1.5枚あたり1回水を補給しないといけません。ちょっとしためんどくささがあります。
次の項で、実際にハンガーに服をかけたままシワ取りをする様子を紹介します。この中でメリットデメリットを併せて紹介していきます。
ハンガーにかけたままシワ取り実践
ハンガーに吊るしたままの服にスチーマーをかける様子を紹介していきます。
今回スチーマーをかけていく服はこちらになります。服は当然ハンガーにかけていますが、ハンガーにかけると服の襟元は僕の伸長より高い位置くらいにあります。
スチーマーのケーブルの長さは2.5m。コンセントさえ近くにあれば、ハンガーに吊るされた高い位置にある衣類にも十分に届く長さになっています。
さっそくスチーマーをかけてみましょう。
写真のような感じでスチーマーをかけます。服はふらふら動いてしまうため、片手で服を抑えていないと上手くスチームがけできません。
袖のスチームがけとか特に難しいです。やっていてシワをちゃんと伸ばせている気がしません(笑)
ハンガーにかけたままスチーム掛けした効果を確認できるように、服の左半分だけスチームをかけてみました。写真の問題もありますが、違い分かりますでしょうか?
小さなシワはわずかに無くなっています。ただ、遠目から見ると違いはあまり分かりませんね。
服の背面は右側だけスチームをかけています。こちらも効果は分かりづらいですね。
実際にやってみないと分からないと思うのですが、ハンガーにかけたままのシワ取りは結構難しいです。時間を結構かけないと遠目から分かるほどの効果は得られないと思います。
ハンガーにかけたままのシワ取りは、旅先でシャツを洗濯してくしゃくしゃになったりした場合に使える程度でしょうかね。旅先でくしゃくしゃになることを気にせず洗濯できると考えれば、充分持って行く価値はあると思います。
アイロン台を使ってシワ取り
参考までにアイロン台を使ってシワ取りする様子も紹介しておきます。
アイロン台を使えば、ちゃんとシワ伸ばしできます。
画像を拡大しないと分からないと思いますが、アイロン台を使ってスチームがけした上半分は細かいシワが無くなっています。
背面も同様。服の右半面だけシワ取りしていますが、ちゃんとシワを伸ばせています。
こちらがアイロン台ありのスチーム有り無し比較。
左半分がアイロン台+スチーマーになります。ちゃんとシワが伸びていますね。これくらい伸びれば遠目でも違いが分かるレベルです。
背面の様子も載せておきます。右半分がアイロン台+スチーマーになります。
背面ももちろん細かいシワは無くなっています。
アイロン台を使えば、普通のアイロンと遜色ないくらいシワを伸ばせることが伝わりましたでしょうか。
家で普段使いする際は、アイロン台を使う必要があります。僕も家で使う時にハンガーにかけたままのシワ伸ばしは全然していません。
シャツ1枚をアイロン台を使ってスチームがけし終えた後に、タンクの中に残っていた水の量はMAXの1/4程度でした。
シャツを複数枚シワ伸ばしする場合は、水を補給する必要があります。これがちょっとめんどくさいです。まあ、本体がかなり小型軽量なので我慢しないといけないですね。
以上、ハンガーにかけたままスチームの様子を紹介していきました。あくまで僕の主観ですが、メリットデメリットが伝わりましたでしょうか。
ハンガーがある高さまで軽々持ち上げられる程軽量小型ですが、その一方で水タンクが小さくこまめな水補給が必要になります。ハンガーにかけたままのシワ取りは手軽ではありますが、時間があるのであればちゃんとアイロン台を使ってスチームがけした方がシワはしっかり伸ばせます。
一長一短ですが、小型軽量スタイリッシュでスーツケースに余裕で入るというのは、このスチーマーならではの特徴です。
出張の頻度が多く、1回の期間が長い方は重宝する特徴だと思います。
まとめ
パナソニックの衣類スチーマーについて、使用感を紹介していきました。
デメリットも紹介していきましたが、僕は買ってよかったという思いに変わりはありません。ウリの1つであるハンガーにかけたままのスチームがけが難しいだけで、アイロン台を使えば普通にシワ取りできちゃいますからね。
軽いし小さいので、取り回しや収納もラクチンですし。
スチーマー、アイロンでお悩みの方は、是非店頭で手に取って他のアイロンとの重さ大きさを比較してみると良いと思います。
本記事が、パナソニックの衣類スチーマーの購入の参考になれば幸いです。