空腹になるとお腹が痛い、ブラックコーヒーを飲むとお腹が痛い、そんな症状はありませんか?
それ、もしかしたら十二指腸潰瘍が原因かもしれません。
僕もかつては胃の痛みに悩まされていました。病院での診断の結果、十二指腸潰瘍であることが分かり胃の痛みの原因が発覚した経緯があります。
今は治療も終わっており胃に痛みは無い状態ですが、胃痛の原因がわからず(病院に行くのをめんどくさがっていただけですが)、長い間苦しみました。
本記事では、僕の経験をもとに、十二指腸潰瘍の自覚症状や発覚経緯、治療について紹介していきたいと思います。
なお、医学的な知見がある訳ではないので本記事の内容に医学的な根拠がある訳ではありません。あくまで、体験談としてお読みください。
自覚症状
僕が初めて胃の痛みを自覚したのは、大学生の時。
空腹になるとお腹が痛くなる症状が出たのが最初です。
何か食べ物を食べると胃の痛みがなくなるため、そんなに重い病気ではなくただのストレスか疲れで胃が荒れているだけだろう、くらいに思っていました。
空腹になると胃がキリキリと痛むので、痛みが強い時は何か食べるようにしていました。
自分で発見したのは、パンなど胃液を吸い取りそうな食べ物を食べると症状が軽くなることです。
今振り返れば、胃液が原因となんとなく自分で自覚していたところもあったので、早く病院にいっておけば良かったですね。
痛みが強い時なんかは、勉強に支障が出る時もあったので、痛みを和らげるために無理やり何か食べたりしていましたし。
この記事を読んでいる方の中に、同じような自覚症状がある方には、早めに病院に行って貰いたいです。
薬での治療ならそんなに大変じゃないですし、なにより胃の痛みがない生活って素晴らしいです。
胃が痛くなる食べ物、飲み物【筆者のケース】
初めは一体全体何が胃痛の原因になっているか分からなかったのですが、胃が痛くなった時に食べたら飲んだりしたものに共通点があることに気づいたのです。
胃痛はあるけど原因が分からない方の参考になるかもしれないので紹介します。
脂っこい食べ物
脂っこい食べ物を食べた次の日は、胃に違和感が出ることがありました。
なんだか胃が痛むぞ、という時は前日に脂っこいものを食べてないか思い出してみてください。
辛い食べ物
辛い食べ物を食べても胃に違和感があることがありました。脂っこいものと同様注意してください。
寝る直前のドカ食い
寝る直前に沢山食べたりすると、夜中に胃が痛くて起きたりすることがありました。
寝ている時に胃液が分泌されすぎて、胃にダメージがあるのだと思います。
基本的にドカ食いは避ける、寝る前にどうしても何か食べたい時は脂っこくないお腹に優しそうなものを少量食べるようにした方が良いと思います。
アルコールの飲み過ぎ
アルコールも胃に刺激を与える事になるので控えた方が無難です。
アルコールを飲んだ次の日は胃の痛みがひどくなることがあったので、僕もなるべく控えらようにしていました。
まあ、もともとそんなに飲まないんですけどね(笑)
ブラックコーヒー
ブラックコーヒーは1番ダメです。あらゆる食べ物飲み物がある中で、ブラックコーヒーは一発アウトです。高確率で胃痛になります。
自分でもブラックコーヒーを飲むと胃痛がヤバイと分かってからは、空きっ腹でブラックコーヒーは絶対に飲まないようにしていました。
お腹に何か食べ物を入れた状態で飲めば痛くならないこともあるので、ブラックコーヒーを飲まなければならない時は、何か食べてから飲むようにしていました。
あと、ミルクを入れるとだいぶ痛くなりにくくなります。
おそらくカフェインが効いているんでしょうね。
ティーパックのお茶
これに気がつくのに一番時間がかかりました。ペットボトルのお茶、急須で注いだお茶は大丈夫なのに、なぜかティーパックのお茶だけダメ。
理由は全く分かりません。成分が違うのか、ティーパックを漬けっぱなしなので濃くなるのか、はたまた飲む時の温度が高くなりがちなのか。
胃が痛くなったら、ティーパックのお茶を飲んでないかも気にしてみてください。
ちなみに、僕はティーパックのお茶が怪しいと思ってからは、ティーパックのお茶を飲むのは控えています。
発覚経緯
病院に行き、十二指腸潰瘍と診断されるまでの経緯も紹介したいと思います。
病院に行くことになったキッカケは、会社の健康診断で胃に異常があるという結果が出たことです。
最近の健康診断って進んでいて、血液検査から胃の異常まで分かってしまうんですよね。胃の項目で「要精密検査」になってしまったので、病院に行って胃カメラを飲んだら十二指腸潰瘍であると診断された訳です。
胃カメラ
胃カメラを飲んだので、胃カメラの辛さについても少し紹介したいと思います。
胃カメラを飲む当日は飲食禁止です。僕の病院の場合は、前日の9時以降も食事禁止でした。
鼻から入れるタイプの胃カメラもあるそうですが、僕の場合は口から入れるタイプの胃カメラでした。
初めに胃の動きを鈍らせてカメラで観察しやすくするため、肩に注射をすることを勧められるのですが、副作用がありそうで怖かったので僕は注射はやめてもらいました。ちゃんと写真は撮れていたようなので、注射が嫌な方は無理せず断ると良いと思います。
喉を麻痺させる薬を喉に吹きかけてもらい、横向きで寝た状態で胃カメラを飲み込みました。喉が麻痺しているとはいえ、直径1.5cmくらいの管が喉から胃まで通っていくのが気持ち悪く、何度もオエッとなりました。食事はとっていないため何も出てきませんが、本当に吐いてしまうような感じです。
その後、胃までカメラが到達すると、胃内部を観察するために胃カメラから空気を送り込み胃を膨らまします。これもまた気持ち悪い。胃が膨らみ、体の内部から押されるような感覚があります。胃を膨らます必要があるのでゲップはしてはいけないのですが、何度もしてしまいました(笑)
とまあ、ビビらせるようなことを沢山書いていますが、観察だけなら5分程度で終わります。めちゃくちゃ気持ち悪いですが、すぐに終わるので必要以上に怖がる必要はありません。
そもそも十二指腸潰瘍とは
順番がめちゃくちゃな気がしないでもないですが、十二指腸潰瘍についても紹介したいと思います。
と言っても、僕に専門的な知識がある訳ではないので、wikipediaから引用しました。
十二指腸は胃と小腸をつなぐ消化管である。
十二指腸潰瘍の患者にはヘリコバクター・ピロリ(H. Pylori)保菌者が多く、比較的若年者に多い。H. Pyloriが胃前庭部に潜伏し始め、持続的にガストリン分泌刺激が促され胃酸分泌過多を生じることによって生じるとされている。十二指腸潰瘍は食前・空腹時に痛みが増悪することが知られているが、摂食刺激によってセクレチンが分泌されガストリン分泌が抑制され胃酸分泌が少なくなるためと考えられている。
引用:wikipedia
治療
十二指腸潰瘍は、出過ぎた胃酸が十二指腸を痛めることが原因の1つにあるため、胃液の出過ぎを抑える薬を飲んで治療しました。
また、病院から十二指腸潰瘍の治療方法の冊子を貰ったので、そこに書いてある食生活をなるべく守るようにしました。
ストレスも十二指腸潰瘍の原因となるそうです。ただ、ストレスをコントロールするのは難しいですよね。僕もそうでしたが、結局は本気で直そうとしたら食生活を直すのが一番効果的かと思います。
こちらが、胃に負担のかかる食品の例です。
飲み物だと、アルコール、炭酸、カフェイン飲料は避けた方が良いようです。これだけ禁止されると、野菜とか果物のジュースくらいしか飲むものありませんね(笑)
食ベ物では、熱すぎるもの、酸っぱいもの、香辛料、味の濃いもの、冷たすぎるものは控えた方が良いそうです。
飲み物、食べ物とも、僕自身、食べると胃が痛くなった経験があるものばかりなので、本当に避けた方が良いんだと思います。
では、一体どんなものを食べれば良いのでしょう?
とにかく消化が良いものを食べるのが良いそうです。
固くないもの、食物繊維が少ないもの、胃の中に長く滞在しないものが良いそうです。
食物繊維は身体にとって大事なものだと思っていたので、控えた方が良いと聞いて少し驚きました。食物繊維は胃で消化されにくいので、胃の中に長く滞在してしまい、余計な胃酸を出し胃を痛めてしまうのだと思われます。
つらつらと治療について紹介していきましたが、お医者さんが出してくれた胃酸を抑える薬を飲み、消化の良い食事を食べるようにすれば、十二指腸潰瘍は良くなっていくハズです。僕も順調に回復しましたので。
薬を手に入れるうえでも、胃に痛みがあったら早めに病院に行くようにしましょう。
まとめ
僕自身の体験をもとに、十二指腸潰瘍の自覚症状や治療法、気を付ける食材について紹介していきました。
放っておくと、夜に眠れなくなるほど胃が痛くなってり!吐血するケースもあるそうなので、胃に違和感がある方は早めに病院に行くようにしてください。早めに病院に行けば、薬でちゃんと治ります。