スイスのコンセントプラグ形状、電圧についてまとめました。
日本の電化製品をスイスで使用する場合は、変換プラグが必要になります。
また、使用になる電化製品によっては変圧器が必要になる場合もありますので、スイス旅行前に確認しておくようにしましょう。
スイスのコンセントプラグ形状
スイスのコンセントプラグ形状は、丸穴2ピンの「Cタイプ」です。
スイスのコンセントプラグ形状はCタイプ 引用:BLANC
日本のコンセントプラグをスイスで使用する場合は、「AタイプからCタイプの変換プラグ」が必要になります。
おすすめの変換プラグについては、記事の最後に紹介します。
スイスの電圧
スイスの電圧は220〜240Vになっています。
日本の電圧は100Vですので、「日本専用」の電化製品はそのままでは使用することはできません。
100Vしか対応していない電化製品をスイスのコンセントに挿して使用すると、故障の原因になる他、最悪の場合は発煙・発火する恐れもありますので絶対にやめましょう。
「日本専用」と強調したのには理由があって、最近の日本製の電化製品は全世界で販売する都合上、対応電圧が100V~240Vになっている場合が多いです。
対応電圧が100V~240Vになっている電化製品は、変圧器無し(ただしプラグ形状の変換は必要)で、スイスのコンセントが使用できます。
電化製品の対応電圧(変圧器の要否)の確認方法
お持ちの電化製品がスイスの電圧で使用できるかは、ACアダプタに記載されている対応電圧で確認できます。
電圧が240Vまで対応していれば、形状変換プラグのみで対象の電化製品が使用できます。
形状変換プラグのみ(変圧器不要)で使用できることが多い電化製品は下記の通りです。
【形状変換プラグ(変圧器不要)で海外使用できることが多い電化製品】
- スマートフォン
- パソコン
- カメラ
対象の電化製品が日本の電圧100Vにしか対応していない場合は、240Vから100Vへ電圧を変換してくれる「変圧器」を使用する必要があります。
変圧器で電圧を100Vにしても使用できない電化製品に注意
電圧を100Vに変換すれば、すべての電化製品が使用できるようになるわけではありません。
理系の方ならご存知の通り、消費電力W(ワット)は、V(電圧)×A(電流)で決まります。
単純にV(電圧)を下げただけでは、消費電力も小さくなってしまいます。そのため、「消費電力の大きな電化製品」は使用できなくなりますので、注意が必要です。
消費電力の小さい電化製品であれば、変圧器で電圧を下げるだけで海外使用可能になります。
【変圧器で海外使用できる(消費電力の低い)電化製品】
- 電動歯ブラシ
- 音楽プレイヤー
- 携帯ゲーム機
- シェーバー
- 超音波加湿器
※対応電圧が100-240Vの場合は、変圧器無しでも海外使用できます。
消費電力の大きい電化製品は、変圧器で電圧を下げただけでは海外使用できない場合があります。
【変圧器で海外使用できない可能性のある(消費電力の大きい)電化製品】
- アイロン
- ヘアアイロン
- ドライヤー
- コーヒーメーカー
- 炊飯器
※対応電圧が100-240Vの場合は、変圧器無しでも海外使用できます。
日本製のドライヤーやヘアアイロンを使用したい方は、初めから海外対応されている電化製品を購入する方法もあります。
海外対応の電化製品についても本記事の最後に紹介します。
オススメの変換プラグ
ヤザワ(YAZAWA) 海外用マルチ変換タップ HPM6AC3WH
Aタイプ、Cタイプ、Oタイプ、BFタイプ、SEタイプのコンセントプラグ形状に対応した海外用マルチ変換タップです。
これ1つで様々な国に対応できます。Cタイプにも対応しているので、もちろんスイスでも使用できます。
1mのケーブル長があり、挿し口が3つあるので、複数人で電源タップを使用したいときに便利です。
僕も持っています。
スイスのCプラグへの変換アダプタは100均でも購入できます
すごくシンプルな変換アダプタであれば、100均にも売っています。
海外旅行の費用を抑えたい方は100均での購入も検討してみてください。
変換プラグと変圧器一体型
YAZAWA ヤザワ 海外用旅行用マルチプラグトランス式変圧器
220V~240Vの電圧を100Vに降圧する変圧器です。
こちらの製品もAタイプ、Cタイプ、Oタイプ、BFタイプ、SEタイプに対応しているので、これだけでほとんどすべてのプラグ形状に対応できます。
消費電力40W以下の電化製品に対応しています。
海外対応(スイス含む)の電化製品
ドライヤーやヘアアイロンなどの消費電力の大きな電化製品は、変圧器を通して100Vに変換しても海外では使用できません。
自分の使い慣れた電化製品を持って行きたい場合は、初めから海外対応の電化製品を購入するのも有りです。
海外対応のヘアアイロン
100Vから240Vの電圧に対応したヘヤアイロンの検索ページに飛びます。
海外対応のヘアドライヤー
100Vから240Vの電圧に対応しています。
安心のパナソニックブランドです。価格もお手頃です。
まとめ
スイスのコンセントプラグ形状と、電圧について紹介していきました。
100Vにしか対応していない日本仕様の電化製品をスイスで仕様すると故障や火災の原因になりますので、必ずスイスの電圧の240Vまで対応しているか確認するようにしましょう。