HISの「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーを利用して、スイスに新婚旅行に行ってきました。
このツアーは、アルプスの4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの行程を追うように、日にち毎に記事を分けて更新しています。
HISツアー5日目の予定はこちら。
ツアー5日目の予定
- フランスの街シャモニー散策
- エギーユ・デュ・ミディ展望台から名峰モンブラン鑑賞
- シャモニーからグリンデルワルトへ(250km/約4時間)移動
本記事では、名峰モンブランのゲートタウン、フランスの街シャモニー散策について紹介していきます。
名峰モンブランとシャモニーの概要
はじめに、モンブランについて簡単に紹介します。
モンブランの概要
エギーユ・デュ・ミディ展望台から見たモンブラン 引用:Wikipedia
モンブランは、マッターホルン、ユングフラウと並び、アルプス3大名峰と評される、標高4810.9mのヨーロッパアルプス最高峰の山です。
フランス語でモン (Mont) は「山」、ブラン (Blanc) は「白」を意味するので、Mont Blanc(モンブラン)で「白い山」の意味になります。
「白い婦人」や「アルプスの女王」との異名も持っており、雪に包まれた美しく幻想的な形をした山でもあります。
モンブランの初登頂は1786年。水晶細工人のジャック・バルマと、医師のミッシェル=ガブリエル・パッカールによって成し遂げられました。
この初登頂は、スイスの博物学者オラス=ベネディクト・ド・ソシュール主導のもとに行なわれたそうです。
シャモニーには、モンブラン初登頂に成功した、この3人の銅像が建てられています。
シャモニーの概要
モンブランに最も近いフランスの街がシャモニーです。標高は1,035mあります。
シャモニーは世界でも有数のスキーリゾートとして有名だそうで、1924年に開催された冬季オリンピックの記念すべき第1回大会「シャモニーオリンピック」が開催されました。
またモンブランに近いため、山岳スポーツの中心的な街だそうです。
シャモニーはここにあります。
フランスの街シャモニー散策
今回のHISのツアーでは、シャモニーには、「エギーユ・デュ・ミディ展望台」に立ち寄るために通過しただけでした。
通過しただけだったのですが、宿泊して滞在したいほど綺麗な街だったので、写真を交えながら紹介したいと思います。
まず、シャモニーに着いてすぐにある橋がめっちゃ綺麗!
街の入り口にある橋で驚きの美しさだったので、シャモニー散策がいっきに楽しみになりました。
橋には木造の可愛い屋根がついています。また、スイスの街と同じように花が飾ってありました。
そして、この写真からも分かるように、シャモニーに流れる川も乳白色の色をしています。
川の色が乳白色になる理由はツェルマットの川と同じで、川に石灰の成分が多いために乳白色になるそうです。
カメラに写しきれませんでしたが、橋から目線を上に持っていくとアルプスの壮大な山々を見ることができます。
街から目と鼻の先にある山にも氷河が流れているのが分かりますね。
日本では絶対に見ることができないような非現実的な景観を目前して、アルプスの自然の壮大さを実感することができました。

街からは、これから目指す「エギーユ・デュ・ミディ展望台」が見えていました。
山の先っちょに建っている、避雷針みたいに尖っている建物がエギーユ・デュ・ミディ展望台です。

強風が吹いたらポキッといっちゃいそうで、行く前からなんだか不安になりました。
スイスやフランスには険しい山が多いだけあって、こういう不安になる建物や鉄道が多い気がする・・・
エギーユ・デュ・ミディ展望台の造形から少し不安な気持ちが出てきましたが、気を取り直して美しいアルプスの景色を見てみましょう。
ちょっと視線を上にあげるだけで、この絶景です。
シャモニーに住んでいる人は毎日こんな景色を見ながら生活しているんですよね。こんな絶景が日常になってしまったら、他の観光地に行っても感動できなくなってしまいそうです。
シャモニーではパラグライダーが沢山飛んでいました。
目を凝らして空を眺めてみると、パラグライダーだらけ。
パラグライダーからは、アルプスの山々とシャモニーの街並みはどのように見えているんでしょうかね。きっとめちゃくちゃ美しい景色が見えているんでしょうね。
ツアーの行程では、シャモニーで昼食をとる予定になっていました。
昼食のお店は、日本食レストランの「SATSUKI」というお店。
お店の外観が分かる写真を撮り忘れてしまったので、ネットから借りてきました。
シャモニーの日本食レストラン「SATSUKI」の外観 引用:Petite Savoie
今回参加したツアーでは、選べるメニューが決まっていて、シャケ定食か、カレーのどちらかから選ぶ仕組みになっていました。
ちなみに、食事代はツアー代に含まれているのですが、飲み物はツアー料金に含まれておらず別料金です。
僕はシャケ定食を選びました。(こちらも写真撮り忘れたので、ネットから借りてきました)
SATSUKI(さつき)のシャケ定食 引用:トリップアドバイザー
味はいたって普通のシャケ定食でしたが、逆に、日本で食べるシャケ定食と同じ味を、遠いフランスの地で食べられることに感動しました。

腹ごしらえも済んだところで、エギーユ・デュ・ミディ展望台に向かって、シャモニーの街を進みます。
「SATSUKI」を出てすぐ見えた景色がこちら。
相変わらず美しい景観が広がっています。ホントに、360°どこを見ても綺麗です。
低層階の建物しか無いのも、アルプスの景観を保つための取組なのでしょうかね。
おかげで、アルプスの山々がとても綺麗に見えます。
シャモニーのメインストリートはお店も人も多く、とても賑わっていました。
ノースフェイスなど日本でよく見るお店もありました。
「CASINO」と書いてある建物もありました。まさか賭博ができる、あのカジノでしょうか。
気になってネットで調べてみたら、ホントにカジノみたいですね。
あっさりした外観だし、ネオンとかもないので全然カジノ感ありませんでした。
そして、モンブラン初登頂を果たした、バルマとソシュールの銅像もありました。
躍動感のあるポージングなので、すごく目立ちます。
モンブラン初登頂をするくらいのエネルギッシュな人物であることが伝わってくる銅像でした。
冒頭でも簡単に紹介しましたが、モンブラン初登頂エピソードを簡単に紹介します。
モンブランに魅せられたスイスの博物学者ソシュールは、モンブランの登頂ルートを見出したものに莫大な賞金を出すことを約束したそうです。
当時の登頂技術や道具の状況では登頂ルートの選択は非常に重要な事だったそうで、多くの登山家の挑戦もむなしく、26年間もの間、誰も登頂ルートを見出すことはできなかったそうです。
モンブランの初登頂が成されたのは1786年。水晶細工人のジャック・バルマと、医師のミッシェル=ガブリエル・パッカールによるものでした。
パッカールは雪盲により失明状態にあり、バルマによって手を引かれてシャモニーの街に帰ってきたそうです。
この2人の登頂成功によって登頂ルートを見出したソシュールは、翌年、バルマを含めた18人ものキャラバンを編成してモンブランに登頂したそうです。
シャモニーにある銅像は、バルマがソシュールに意気揚々とモンブランへの登頂ルートを指し示している様子なんでしょうね。
シャモニー散策はあっという間に終わってしまいましたが、美しい景観とモンブラン初登頂の歴史的は背景にも触れることができ、とても満足でした。
機会があったら、今度は是非泊りで訪れてみたいです。
まとめ
名峰モンブランの麓にある街、シャモニーについて紹介していきました。
アルプスの山々に囲まれているので、360°どこを見ても絶景が広がっています。ゆっくりできなかったのが残念でした。

次の記事はこちら
シャモニーからロープウェイに乗って、エギーユ・デュ・ミディ展望台に向かいました。展望台からはモンブランをはじめとしたアルプスの山々の壮大な景観を見ることができました。
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