HISの「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーを利用して、スイスに新婚旅行に行ってきました。
このツアーは、アルプスの4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの行程を追うように、日にち毎に記事を分けて更新しています。
4日目の予定はこちら。
ツアー4日目の予定
- 朝焼けマッターホルン鑑賞
- ゴルナーグラート展望台からマッターホルン鑑賞
- 逆さマッターホルン鑑賞とハイキング
4日目はマッターホルン尽くしです。
本記事では、逆さマッターホルンが撮影できることで有名なリッフェルゼー湖周辺のハイキングについて紹介していきます。
逆さマッターホルンが鑑賞できるリッフェルゼー湖の概要
初めに、逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー湖について簡単に紹介します。
リッフェルゼー湖は、ゴルナーグラード山麓の標高2,757mにある山上湖です。
湖面にマッターホルンが逆さに写り込む、ミラーレイクとして有名です。
ゴルナーグラード展望台へ続く登山鉄道の途中駅からすぐの場所にあり、気軽にアクセスできることも人気を後押ししています。
リッフェルゼー湖については、Switzerland TourismのHPに詳しく載っていました。
マッターホルンからスイス最高峰となるデュフール峰を有すモンテ・ローザまで、4000m級の山々が連なる雄大なパノラマビューで知られる展望台ゴルナーグラートのひとつ下の駅となるローテンボーデンにある山上湖。湖面に映る“逆さマッターホルン”の美しさで有名です。
眼下にゴルナー氷河、正面にモンテ・ローザが広がるローテンボーデン駅から少し坂道を下るとすぐ湖がみえてきます。歩き足りない方は、ゴルナーグラート駅から下ってきたり、そのままリッフェルベルクへのハイキングを組み合わせてもよいでしょう。どちらも約30〜50分ほどで気軽に初心者でも楽しめる人気ハイキングコースです。
夏期には早朝特別便に乗ってゴルナーグラートでご来光と朝食を楽しんで、リッフェルゼーまでハイキングというパッケージもあります
逆さマッターホルン鑑賞とハイキング
ここからは、実際に僕が撮影した写真を交えながら、逆さマッターホルン鑑賞とハイキングの様子を紹介していきます。
ハイキングのスタート地点は、「Rotenboden」という駅です。
「Rotenboden」駅に降りると、マッターホルンがかなり大きく見えることに驚きました。
マッターホルンとの距離が近くなる程、その迫力に圧倒されます。
HISのツアーのハイキングでは、日本から同行してくれている添乗員さんの他に、アルプスの山々や高山植物に詳しいガイドさんが同行して説明してくれました。
ツアー参加者全員に無線付きのイヤホンが渡されるので、列の最後尾にいてもガイドさんの説明を聞くことができます。
先頭にガイドさん、最後尾に添乗員さんがついて歩いてくれるので、年配の方も安心してハイキングに臨める環境でした。
この日は天候にも恵まれたこともあって、歩いているだけで本当に気持ちが良かったです。
何より、アルプスの壮大な景色を見ながらハイキングできるってのがもう最高です。
道中、フォトジェニックな道しるべがあったので写真を撮ってみました。
たいした写真ではありませんが、道しるべの黄色がアプラスの白、空の青に映えていて、個人的に結構気に入ってます。
この道しるべだけで10枚くらい写真撮りました笑。
そして、このツアーの目玉でもある、「逆さマッターホルン」。
これが撮影できるのが、リッフェルゼー湖です。
「Rotenboden」駅から10分くらい歩くと、リッフェルゼー湖が見えてきます。
ネットで「逆さマッターホルン」と調べると、幻想的な写真が沢山出てくるのですが、実はリッフェルゼー湖は小さな湖なんです。
僕はネットで事前に調べていたのでショックは受けませんでしたが、期待してるとガッカリするかもしれません。
リッフェルゼー湖に着くと、休憩がてら写真撮影を楽しむ時間を設けてくれました。
僕も奥さんとの記念写真を何枚も撮影しました。
ちなみに、肝心の「逆さマッターホルン」は三脚を持って行かなかったので、うまく撮影できませんでした笑。
逆さマッターホルンの写真がないと記事を読んでくれている方に申し訳ないので、綺麗な逆さマッターホルンの写真をネットから借りてきましたので、この写真で癒されてください。
綺麗な写真ですねぇ。
ツアーだとなかなか落ち着いて写真を撮ることはできないので、いつか個人旅行で本気の写真撮影旅をしてみたいです。
逆さマッターホルンはうまく撮影できませんでしたが、そんなショックな気持ちを忘れさせてくれるほど、とにかく歩いているだけで気持ちが良いです。
高所ハイキングは、視界を遮る草木が無いのが良いですね。
また、ハイキングでは、綺麗な高山植物も沢山見ることができました。
花は小さいですが、色鮮やかな植物が多いです。
高所という厳しい環境に咲いているからか、力強さを感じました。
このハイキングコースはマッターホルンの方向に歩いて行くので、歩けば歩くほど、より一層マッターホルンの迫力を感じることができます。
別構図のマッターホルンをもう一枚。
上の写真とほとんど変わりませんが、マッターホルンの裾野が見えるように写真を撮ってみました。
マッターホルンをよく見てみると、赤い色の岩と、灰色の岩でできていることが分かると思います。
どうしてマッターホルンは2色の岩でできているか分かりますか??
マッターホルンを含むアルプス山脈は、アフリカ大陸がヨーロッパ大陸に乗り上がってできた山脈です。
マッターホルンの2色の岩石のうち、赤い色の岩がアフリカ大陸のプレートの岩石、灰色の岩がヨーロッパ大陸のプレートの岩石になります。
そして、マッターホルンの山頂はどちらのプレートかというと、赤色の岩石なのでアフリカ大陸の岩石でできていることが分かります。
先ほどの写真で確認してみてください。
マッターホルンを望遠レンズで拡大して撮影してみました。
ちなみに、この写真のどこかに山小屋が写っているんですが見つけられますか??
さらに寄って撮影した写真です。
この写真の中央より少し上の方に白い山小屋が写っています。
この白い山小屋は、標高3,260mの高さにある「ヘンルリ小屋」という山小屋だそうです。
言わずもがな、マッターホルン登山の拠点となる小屋になります。
ちなみに、これよりさらに標高の高い、4,000mの高さに「ソルベイ小屋」と呼ばれる避難小屋が建っているそうです。興味のある方は調べてみてください。
と、まあこんな面白い話をガイドさんが沢山教えてくれました。
旅先での面白い情報を聞けるのも、ツアーの良いところですよね。個人旅行でハイキングをしていたら、マッターホルンが2色の岩石でできていることにすら気づかなそうです。
マッターホルンハイキングは登山客のマナーも良いです。
高山植物を守るために、植物を踏まないように一本道を譲り合いながら歩きます。
ちなみにこの写真、結構お気に入りです。
途中すれ違う外国人は、みんな笑顔で“hello ”と挨拶してくれました。
360°どこを見渡しても、壮大な景色が広がっていました。
そんなこんなで、ハイキングを楽しんでいるうちに、あっという間にゴールの「Riffelberg(リッフェルベルク)」駅に到着。
全然疲れていなかったので、駅が見えた時は「もう終わってしまったのか」と、少しショックを受けるほどでした。
それくらい、楽しく感動的なハイキングでした。
ハイキングは登山靴推奨とHISのツアー要項に書いてありましたが、僕が歩いたRotenboden~Riffelbergのルートであればスニーカーでも大丈夫なくらい歩きやすかったです。
まとめ
逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー湖周辺のハイキングについて紹介していきました。
駅から気軽にアクセスできるハイキングコースなので、ゴルナーグラート展望台観光と組み合わせて、是非チャレンジしてみてください。
次の記事はこちら
ツアー5日目は、名峰モンブランのゲートタウンである、フランスのシャモニーへ移動します。
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