この度HISのツアーを利用して、新婚旅行でスイスに行ってきました。
利用したツアーは「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーで、アルプス4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
ツアーの日程通り、日にち毎に記事を分けて更新しています。
3日目の予定はこちらです。
3日目の予定
- 絶景列車「氷河特急」乗車
- フルカ峠ドライブ
- ツェルマット散策
- スネガ展望台でマッターホルン上空に輝く星空観賞
HISのツアーでは、特別に営業終了後のスネガ展望台に登り星空を鑑賞をすることができました。
本記事では、スネガ展望台からの星空観賞について写真を交えながら紹介していきます。
スネガ展望台の概要
スネガ展望台は、マッターホルンの眺望が楽しめる、2,288メートルの高さにある展望台です。
ツェルマットから最も近い場所にある展望台で、地下を走るケーブルカーで3分ほどで辿り着くことができます。
また、スネガ展望台から1分下りたところにある山上湖ライゼには、グリル用の場所や子供の遊び場があり、大人も子供も楽しめる場所になっているそうです。
スネガ展望台から撮影した星空の写真
では早速、スネガ展望台から僕が実際に撮影した写真を紹介していきます。
マッターホルンと半月の写真
星空を撮影する際には月が明るいと星が見えなくなってしまうため、月が隠れている新月が望ましいです。
しかし、この日は半月。
しかも、ちょうど撮影の時に月がマッターホルンの隣にありました。
マッターホルンと一緒に、上空に輝く星空を撮影したかったのですが、やはり月が明るすぎて全然星が綺麗に撮れませんでした。
まぁこれはこれで良い写真になったので気に入っているのですが、マッターホルンと星空を一緒に撮ろうと意気込んでいたので、がっかりでした笑
撮影に使用したレンズとカメラ設定も簡単に紹介しておきます。
僕の設定がbestかは分からないのですが、星が点として綺麗に写るように設定したつもりです。
星を点として写すには極力短い時間で露光を終わらせる必要があるので、F値の明るいレンズで撮影することが好ましいです。
加えて、星を点として撮影するには星の移動量が小さく見える広角レンズの方が好ましいのですが、マッターホルンを大きく写したかったので58mmのレンズを使用しています。その分、シャッター時間を短くしたかったので、ISO感度を上げています。
撮影レンズ
Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
カメラの設定
- ISO:800
- F値:1.4
- 露出時間:10秒
アルプスの山と星空の写真
気を取り直して、月がいない側、すなわちマッターホルンと逆側の星空を撮影してみました。
小さい写真だと分かりにくいかもしれませんが、それなりに星が写っています。
レンズとカメラの設定は先ほどと同じです。
撮影レンズ
Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
カメラの設定
- ISO:800
- F値:1.4
- 露出時間:10秒
アルプスの山々と天の川の写真
肉眼でうっすら天の川が見えていたので、天の川の撮影にもチャレンジしてみました。
どうです?綺麗に撮影できていませんか?
カメラを趣味にしてから初めて、それなりに綺麗に天の川を撮影することができました。
写真に写っている直線は、流れ星でしょうか?
シャッター時間の10秒の間に結構飛んでいたようで驚きました。
また、天の川を広く写すために超広角レンズを使用しています。広角レンズで撮影している分、シャッタースピードを30秒まで長くしても星が点として写ってます。
使用したレンズとカメラの設定はこちらです。
撮影レンズ
SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
カメラの設定
- ISO:800
- F値:2.8
- 露出時間:30秒
夜中に展望台に登ってマッターホルン上空に輝く星空を眺められるなんて、もうこの先の人生でもできないような貴重な経験ができました。
僕が訪れた時は半月でしたが、新月の時にはどんなに星が綺麗に見るのか気になりますね。
星空撮影の機材について
レンズとカメラの設定は紹介しましたので、それ以外のカメラ機材について紹介します。
興味の無い方は、飛ばしちゃってください。
星空撮影機材
カメラ:Nikon D750
ニコンのフルサイズ入門機です。グリップ性の良さが気に入っています。
SDカード:SDXC カード 128GB Class10
今回のスイス旅行では写真を2000枚近く撮りました。SDカードは4枚用意しました。
三脚:velbon カーボン 三脚 carmagne e5400
星空は三脚に固定しないと撮影できません。スーツケースに入れて持って行きました。
三脚を使った撮影方法は下記の記事に少しまとめてあります。
リモコンレリーズ:ロワジャパン MC-DC2対応 リモコン レリーズ
星空撮影をするときにあると便利です。
レリーズケーブルがあるとシャッターボタンを押した際の振動を防ぐことができます。
ちなみにレリーズケーブルが無くても、タイマー機能で代用できます。
純正品と比べると破格の安さですが、使用する上でまったく支障はありません。
レンズ清掃道具
旅先でレンズが汚れてしまうと撮影に支障が出ます。
どちらの清掃道具もスマホの画面などにも使えます。
ハクバ レンズペン
king クリーニングティッシュ
画像処理ソフト
撮影した写真はLightroomという有名な画処理ソフトで処理しています。
Lightroomの簡単な使い方は下記記事で紹介しています。
まとめ
マッターホルンやアルプスの山々の上空で輝く星空について紹介していきました。
スイスは日本と違って空気が澄んでいたので、星をよりクリアに見ることができました。
真夜中の展望台に登ってマッターホルンと星空を観察するなんて、自分が個人旅行でスイスに来ていたら絶対にできなかった経験でした。貴重な経験をさせてくれたHISに感謝です。
次の記事はこちら
4日目は朝日に照らされるマッターホルン鑑賞からスタートです。
「HISスイスツアーのまとめ」はこちら