この度、HISのツアーを利用して、新婚旅行でスイスに行ってきました。
利用したツアーは「~憧れのスイス・4大名峰8日間~」というツアーで、アルプス4大名峰を巡りながら、ベルニナ線、氷河特急という2つの絶景列車に乗車できる6泊8日のツアーです。
スイスの雄大な景色を見つつ、山岳リゾートでゆったりしたかったのでこのツアーを選びました。それに海外旅行にそこまで慣れていないので、添乗員さんがツアー中ずっと同行してくれるというのも魅力でした。
移動中の何気ない景色ですら絶景が続くスイスに終始感動しっぱなしでしたので、その様子を紹介していければと思います。
記事はツアーの流れに合わせて、1日毎に書いていきます。
チューリッヒ空港着。シルヴァプラーナへ。
成田空港に7:40に集合、10:10に成田空港を出発して、飛行機に乗ること約12時間。
文字にすることこれだけですが、なかなかの疲労困憊の状態でスイス着です。
航空会社は「スイス・インターナショナル・エアラインズ(SWISS)」でしたが、日本語字幕に対応した映画が少なく機内は結構暇でした。
これからスイス・インターナショナル・エアラインズでの移動を計画している方は飛行機内での暇つぶしも用意しておいた方が良いと思います。機内食、機内サービスはバッチリでした。
さてさて、チューリッヒ空港に現地時間13:30頃に到着し、初日は宿のあるシルヴァプラーナまで移動するだけの予定になります。
ただ移動するだけでしたが、これがなかなか濃かった!
飛行場から出て、バスに乗り込むとすぐにこの景色!
絶景です!!
スイス国内の移動は、ずっとため息が出るような絶景が続きます。
添乗員さんの説明を聞いて知ったのですが、スイスでは自治体ごとに景観に関する条例が定められており、きれいにしておかないと役所から改善命令が来るそうです。
この条例では、窓の花の置き方、薪の置き方、薪の乾燥のさせ方、家の作り方など細かいことまで定められているそうです。
だから、スイスはここまでの絶景を国全土に渡って維持できているんですね。
ちなみに、スイスはナンバープレートが可愛かったです。
移動中には、急な斜面に建っている小屋もたくさん見かけました。
この雰囲気何かで見覚えがありませんか?
そうです、アルプスの少女ハイジです!
アルプスの少女ハイジの舞台となったマイエンフェルトは、チューリッヒから電車で1時間程の距離にあるそうです。目と鼻の距離にあるので、どうりで似ているわけです。
アルプスの少女ハイジの宮崎駿監督、高畑勲監督は当時のアニメ業界では初の海外ロケハンにスイスまできたそうです。それだけスイスには現地に行って実際に自分で体験しないと分からない魅力があるということなんでしょうね。
1時間程度バスで移動しても、相変わらずのどかで壮大な景色が続きます。
日本の山とは違って、岩肌が見えた切り立った山が多いです。
バスで1時間半程度走ったあたりで、パーキングに立ち寄りました。
入り口にはハイジのからくり人形がありました。お金を入れると動くようで、ちょうど誰かがお金を入れてくれたので動いている様子を見ることができました。
日本のアニメの可愛いイメージが強かったので、初めはハイジだと気づけなかった(笑)
パーキングにはマルシェも併設されていました。
めちゃくちゃオシャレだったし色々売っていたので長居したかったです。日本のパーキングもここまでやってほしいなぁ。
スイスのトイレは有料のところが多いです。このパーキングのトイレも有料でした。料金は1スイスフラン。
こちらは、トイレの前に設置してある料金箱。
硬貨を入れるとチケットが出てきます。
ちなみにトイレに1スイスフランが必要なのですが、トイレのレシートが併設されているマルシェで1スイスフラン分の金券として使えます。実質トイレは無料で使用できるわけです。
トイレの整備にもお金が回せるし、マルシェに人を立ち寄らせることができるし、利用者は別に損しているわけでは無しで、なかなか良くできたシステムです。
マルシェとは別にコープもありました。スイス旅行中はこのコープに結構助けられました。
駅に併設されているキヨスクみたいなところで売っている水は3スイスフラン(300円)程度するのですが、コープだと何故か1スイスフラン以下で買うことができます。さすがに水に沢山お金を払うのは嫌だったので、コープがあったらまとめて買うようにしていました。
日本の高級デパートでも売っている、スイスの高級チョコLindt(リンツ)も普通に売っていました。
現地では、あまり高級なチョコという感じではないんでしょうかね。
The・海外のお菓子というイメージのHARIBOも沢山売っていたので、なんとなく撮ってみました。
ちなみに僕はマルシェでこれを買いました!
スイスの国民的乳酸飲料rivella(リベラ)です。
主な材料は乳清(牛乳から脂肪分などの成分を取り除いたもの)で、ハーブなどをミックスさせて作られています。乳清はチーズを作る過程で大量に出るものだそうです。
スイスではもう60年以上愛されていて、国民的ロングヒット飲料となっているそうです。
味は、ジンジャエールを若干マイルドにした感じ?普通に美味しかったです。
味もいくつか種類あるので、スイスに行った際は是非好みの味を探してみてください。
トイレ休憩を終えて、宿泊地であるシルヴァプラーナに向けて移動再開です。
途中綺麗に積まれた薪があったので撮ってみました。本当に添乗員さんの説明通り、めちゃ綺麗に積まれていました。
日本でも薪が積まれているのを見かけることはありますが、ここまで綺麗に積まれているのは見たことないですよね。
こんな謎のオブジェも道路脇にたってました。
途中、眺めの良い岬があるということで、運転手さんがバスを停めてくれました。
今まではバスの窓越しに景色を見ていましたが、自分の足で歩いて景色を見ると、より一層景色が壮大に感じます。
移動中のバスからはうまく撮れなかった岩肌のゴツゴツ感じが、より鮮明に撮れました。
スイスにはマーモットという大型のリス科の動物が生息しているのですが、この山のどこかからピィーピィーというマーモットと思われる鳴き声が聞こえていました。
マーモットの存在を添乗員さんに教えてもらってから、マーモットの姿をカメラに納めることをこのツアーでの目標の1つに加えました。
澄んだ空気を吸い込んでリフレッシュして、再度宿泊地に向けて出発。
バスのなかでぼーっと景色を眺めているうちに、宿泊地のシルヴァプラーナに到着しました。
シルヴァプラーナ到着。宿泊するホテル ニラ・アルピナ(Nira Alpina)へ。
シルヴァプラーナはシルヴァ(銀色)、プラーナ(湖)という名前からも分かる通り、シルヴァプラーナ湖という美しい湖がある地域です。(湖の写真は撮り忘れました)
バスから降りてホテルの周りを少し散策。宿泊するホテルの目の前がこの景色です。
毎朝起きてカーテンを開ける度にこの景色を見られるとか、贅沢以外のなにものでもありません。スイス国民羨ましすぎです。
ホテルの前を歩いているだけなのに、何を撮っても絵になるので写真撮影が楽しすぎました。
そして、これが1日目2日目と2連泊する、ホテル ニラ・アルピナ(Nira Alpina)です。
まさに山岳リゾートの宿と言わんばかりの美しい佇まいです。
こんな素敵なホテルに泊まれてとても幸せでした。HISに感謝です。
結婚式の準備のなか並行して新婚旅行の準備を進めていたこともあるので、自力では絶対こんな良いホテルは見つけられませんでした。
ニラ・アルピナの入り口には、過去に表彰された際のシールが沢山貼られていました。なんだかよくわからないものもありますが、とにかく評価が高いことは分かります。
また、入り口付近には、例のゼラニウムの花が飾ってありました。
真っ赤でとても綺麗です。
こちらはロビーの様子。
ホテルの入り口に入った瞬間、オシャレすぎてはっと息を飲んでしまいました。
この時計みたいなオブジェがみんなの記念撮影スポットになっていました。
受付カウンターはこんな感じ。
この牛の置物がどうしても欲しかったんですが、スイス旅行中に見つけることができませんでした。
本記事を見てくださっているで方で、どこで売っているか御存知の方がいらっしゃいましたら、是非問合せフォームから教えてください(笑)
こちらが部屋の内装になります。
部屋の大きな窓からは、シルヴァプラーナの景色を眺めることができます。
別角度から撮った部屋の写真です。
もうずっとツアー中の宿泊先はニラ・アルピナがいいや。と思えるほど、綺麗な部屋でした。
浴室も綺麗だったので撮ってみました。
清掃もバッチリでした。
部屋のベランダからは、やっぱり美しい景色が見れます。ちょっとですが、シルヴァプラーナ湖も見えました。
部屋について荷物整理などをしているうちに辺りが暗くなってきました。7月半ば頃にスイスに行っていますが、この時期は21時頃から日が落ち始めました。
現地時間21時ですが、時差が日本と8時間あるため日本時間は朝の5時になります。移動の疲れもあって、1日目は倒れるように就寝しました。
まとめ
1日目は移動だけで日程表上はスカスカなのですが、沢山の美しい景色を見ることができました。どこもかしこも景色が綺麗すぎて、観光名所とか絶景ポイントとかそんなのスイスでは関係ないんだな、と知った初日でした。
また、今回利用したHISのスイスツアーでは添乗員さんが成田空港から同行してくれ、現地での問題対応から、チケットの手配、観光ガイドまでやって頂きました。スイスの歴史や、アルプスに挑んだ日本人登山家の話など、個人旅行では知ることはなかっただろうことも説明頂き、スイス旅行を何倍も楽しむことができました。
個人旅行と比べたらさすがに値段は高くなりますが、ツアーにして良かったなと初日から思えました。
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ツアー2日目は世界遺産「レーティッシュ鉄道ベルニナ線」に乗車しました。アルプスの壮大な眺めを堪能できて最高でした。
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